内容説明
いま、日本では「国民世論」を背景に死刑判決が急増している。「遺族の感情」と「冤罪の可能性」とがせめぎあうなか、かたくなに死刑制度を維持しようとする法務当局の姿勢は何を意味するのか。個々の犯罪事例を収監から絞首刑までの具体的なプロセスにメスを入れ、議論のベースを提供する。
目次
プロローグ 宅間処刑の衝撃
第1章 ニッポンの死刑
第2章 「被告」が「死刑囚」になるとき
第3章 獄中の日々
第4章 死刑執行
エピローグ 執行された遺体の行方
著者等紹介
村野薫[ムラノカオル]
1948年伊勢市生まれ。出版社勤務を経て84年よりフリーランス。『明治・大正・昭和・平成事件犯罪大事典』(東京法経学院出版)や『殺人百貨店』(別冊宝島)などの編・執筆をはじめ、事件・犯罪に関する著作等を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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