内容説明
雇われの身で終わるつもりはない―武田光司は「十年にひとりの逸材」といわれた放送局を退職、妻子とも別居した。台湾との取引には失敗したが、持ち前の粘りと人脈を活かし自転車業界で独立。イトーヨーカ堂での販路を開拓し、経営者として人間として成長していく。働く人すべてにエールを送る実名企業小説。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ。専門紙記者・編集長を経て、1975年『虚構の城』でデビュー。以後、企業小説・経済小説を次々に発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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成蹊OB 江口の本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASPY
7
図書館のリサイクル本を入手。実話をもとにしており、登場人物は実名で、昭和30年代からの話です。武田光司氏のラジオ放送社員時代から、自転車メーカのホダカの創業時、20周年を迎えるまでを描いています。ホダカという社名はおろか、そのホダカの発展に大きく関与するのがイトーヨーカドーだったということも知りませんでした。本人の営業の才能は高いわけですが、適切なタイミングで適切な人との出会いがなければ成功はないということなんだと痛感しました。2022/08/07
mamoru
1
もらい本。何気に手にとったら一気読み。自転車メーカー創業の話だった。ホダカのアルファベットをアナグラムで「コーダーブルーム」ってのを読了後調べて感動。ちょっとした豆知識が増えて嬉しい。ジャイアントの傘下に入ったかと思ったら、そっからまた独立してる。頑張ってほしいなあ。ネストのバイクにも興味出てきた。「海賊と呼ばれた男」とか読了して感動してたのに、出光には外資が入ってしまってるし。2022/01/22
dskmori
1
小説というか社長になった営業さんの破天荒エピソード集みたいな。経営って難しそう。2013/11/10
くるるる
1
マスコミ関連で始まって主人公の業界人っぷりにふへえとなったが、途中から自転車の話に。主人公もうざいしイトーヨーカドーの創業者のありがたい言葉載せすぎだろと思った。しかし商才があるように思えるのにもっと上には上り詰められなかったんだなあと経営の難しさを感じた。2010/09/02
Ryu
0
★★★★☆