講談社文庫<br> グッドラックららばい

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講談社文庫
グッドラックららばい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 567p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062751063
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

家出した母、ダメ男に貢ぐ姉、文鎮のような父、そんな家族にいらだつ妹。モラルと常識を笑い飛ばす新・家族物語。 文庫王国第一位!「この作品が私の代表作になる予感がします」――平 安寿子

けちなモラルや常識なんて笑い飛ばせ!?どこにでもいる父・母・姉・妹4人が見つけた「新しい人生!」 あなたは誰に似ていますか?

プチ家出から何年も戻らない母、いいじゃないか、と言う“文鎮”こと父、ダメ男に貢いで飄々と生きる姉、そんな家族にいらだち、上昇志向を実現しようと邁進する妹……。他人の迷惑顧みず、「自分の気持ち」に素直に生きるタフな4人がここにいる。けちなモラルや常識なんて笑い飛ばす、新しい家族の物語。

第一章 新しい日々 一九八三年
第二章 結果オーライ 一九八五年
第三章 ファイターのスピリット 一九九三年
第四章 イン・マイ・ライフ 一九八三?一九九三年
第五章 プライドのサバイバル 一九九八年
第六章 どうぞ勝手に、グッドラック 二〇〇三年


平 安寿子[タイラ アズコ]
著・文・その他

内容説明

プチ家出から何年も戻らない母、いいじゃないか、と言う“文鎮”こと父、ダメ男に貢いで飄々と生きる姉、そんな家族にいらだち、上昇志向を実現しようと邁進する妹…。他人の迷惑顧みず、「自分の気持ち」に素直に生きるタフな4人がここにいる。けちなモラルや常識なんて笑い飛ばす、新しい家族の物語。

著者等紹介

平安寿子[タイラアズコ]
1953年広島県生まれ。大学院事務から映画館のもぎりまで、各種フリーターを経てフリーライターに。アン・タイラーの作品に触発されて小説を書き始め、2001年『素晴らしい一日』(現在、文春文庫に収録)を刊行、「得がたい才能」と絶賛される
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

106
本書に出てくる家族はみんな元気でタフである。ある日突然出て行った母親が20年経って何事もなかったかのように帰ってくるという設定は現実離れしているが、それでも家族は成立し、元気にやっていける。家族のあり方・意義を描こうとしたのだろうか? 小説のトーンが元気でよいと思う。

優希

84
面白かったです。突然の母の家出から、それを受け入れて自分の気持ちに素直に生きる家族が新しいと思いました。そこには常識などが存在せず、どこまでも自分中心という感じで笑い飛ばす何かが感じられました。それは、母親の不在をそれぞれの形で理解し、成長していくことそのものなのかもしれません。近くにいるだけではない家族という存在の理解を認め合うのが清々しいですね。2018/06/11

すたこ

28
★約300ページ読んで挫折。淡々と話が進まず苦痛。楽しみにしていたけど、残念。2016/07/07

ゆみねこ

26
初読みの作家さん。長女の高校卒業式のあと、突然母親鷹子が家を出る。信金に勤める父信也、クールな長女積子、怒れる次女立子。それぞれに自分勝手なこの家族、誰にも共感しないけれど、どこかにありそうな家族なのかも?平さん、他の作品もちょっと読んでみようかな。2012/03/16

Atsushi

24
この物語の登場人物、皆相当変わっている。なんとまあ身勝手な人たちだろうと半ば呆れてしまう。嫌悪感すら覚えるシーンもあった。でも、読了後のこの清々しさはどこから来るのだろう。自分の気持ちに素直に生きるのもまんざら悪いことではなさそうだ。2019/07/23

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