内容説明
冬本番を迎えた年の瀬。大学生の耕平と美少女・来夢は一面の雪景色の中にいた。スコットランドから日本に移築された古城に招かれた二人は、雪に閉ざされた城の地下で、怪異な生物や恐るべき殺人人形の襲撃を受ける。城の主である華道の家元一族にまつわる邪悪な謎とは?めくるめく長編ゴシック・ホラー。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年第3回幻影城新人賞、’88年第19回星雲賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュンジュン
5
舞台を雪の古城に移してもストーリーの大枠は同じ、ちょっと飽きちゃった。唯一満州国を舞台にした冒険は面白かった。2019/02/06
せいや
4
★★★☆☆ 前2作より好きだ。ようやく「面白い」と思えた。2010/07/22
miroku
4
愛と勇気のファンタジー。 甘ったるい気はするが・・・好きかも♪2010/03/04
Tetchy
4
耕平&来夢シリーズの第3弾。今回は最初から怪物が続々と出てきたり、魔術が繰り広げられたり、また耕平も目覚めた力、「物体引き寄せ」を連発したりとファンタジー色をかなり前面に押し出しているのでバランスが前2作よりもよかったように思う。次作『春の魔術』でシリーズは最後らしいがこれほど待ち遠しくないシリーズも珍しい。2009/09/05
加治佐不比等
1
やはり、怪奇ものが書く動機だろう。2018/08/16