内容説明
松永久秀と三好勢の抗争が激化する中、東大寺の大仏が焼き討ちされ、その後、信長に正倉院の秘宝を奪われる。二度の悲劇に東大寺の薬師院院主実祐は、古より正倉院の警護を司る呪術集団「遊部」に秘宝奪還の命を下す。戦乱の世を舞台に、欲望に憑かれた人々の抗争と異形の愛を描く、空前絶後の傑作伝奇長編。
著者等紹介
梓沢要[アズサワカナメ]
静岡県生まれ。明治大学文学部史学地理学科卒業。1993年、「喜娘」で第18回歴史文学賞を受賞
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