内容説明
アパートで発見された若い女性の首吊り死体。死んでいたのは、R県警の警部と不倫関係にある女性だった。自分が疑われることを恐れた警部は自ら志願して現場検証に臨むが―「赤い名刺」(横山秀夫)。この他、福井晴敏、法月綸太郎ら、現代ミステリーの名手10人の短編がズラリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
16
何気なく本棚に並んでるのを手に取りましたが…最初と最後の話が思いの外面白かった❗最後の横山秀夫さんは既知の人だから面白いとは思っていたけども…福井晴敏さんのお話がテンポよく、中身も攻めててすごくよかった、この人の話は引き続き読みたい‼️2019/04/27
ふぃえ
3
『ザ・ベストミステリーズ2001』から10編を選んでの文庫化。福井晴敏氏、北川歩実氏、三枝洋氏、高野史緒氏、香納諒一氏、山本一力氏、初読みでした。2022/07/14
Eri Asa
3
『五年目の夜』と『端午のとうふ』が面白かった 2018/11/26
ひょろ
3
福井晴敏「五年目の夜」はドタバタ感が良かった。 法月綸太郎「中国蝸牛の謎」短編にしながら中身の濃い作品。よくここまでやったと思う。 山本一力「端午の豆腐」知恵で解決する仕事人。実に痛快。彼らの別の活躍も読んでみたい。2016/09/27
ぶんぶん
3
書下ろし短編集ではなく、既に発行されている短編集の中の一編がたくさん集まった本だったので、内容の濃いものが多く楽しめました。 横山秀夫氏の短編は、どの作品も面白いので安心して読めましたね。その他にも、北川歩美氏の『風の誘い』や香納諒一氏の『不良の樹』が印象に残り、彼らの他の作品も読んでみたくなりました。2013/07/29