内容説明
鞠小路鞠夫―私、妹尾睦月の思い人、腹話術師の朝永嘉夫さんが操る人形の名前です。でも「彼」が、実は名探偵!今回も私の弟・葉月に嫌疑がかかった殺人事件を鮮やかに解決(表題作)してくれた世界唯一の人形名探偵なのです。本格テイストが横溢する短編6本を収録した青春ユーモア・ミステリーシリーズ。
著者等紹介
我孫子武丸[アビコタケマル]
1962年兵庫県西宮市生まれ。京都大学文学部哲学科中退。1989年講談社ノベルス『8の殺人』で鮮烈デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がたやぴん
63
1作目と同様に連続短篇。小田切警部は完璧に準レギュラー。おむつとの関係は、さすがに引っ張り過ぎな気がする。初期からあまり進展しなければ、気にならないレベルなんだろうけど少しづつは進展しているだけにwww。もうミステリの感想じゃなくなってしまった。2016/02/20
papako
62
間違えて4巻。全然問題なしでした。おむつの弟も登場した。そしていきなりのプロポーズ!あっさり受けるかと思いきや、悩めるおむつ。うん、短編の方が楽しめました。めでたしめでたし。2020/05/28
ダイ@2019.11.2~一時休止
61
人形その4。短編集。続編ってやっぱりもう出ないのかなぁ。2013/09/09
セウテス
53
人形探偵シリーズ四作目です。一作目以来の短編集です。五年ぶりの作品で基本に戻った様な感じがします。朝永君と睦月ちゃんの恋愛物語は、少しづつしか進みません。むしろ邪魔の入る事が多くなった様です。短編一話のミステリーは、身近なちょっとした事から殺人事件までありますが、どれもライトな物で人物ストーリーに重点が置かれています。女性の方はどの様に思われているのか分かりませんが、まるで女性が描いているかの様な感覚を覚えます。生き生きとして、人形の鞠夫ではありませんが、実在の友人と過ごしている楽しさを感じ取れます。2014/10/09
gonta19
51
新規購入ではなく、積読状態だったもの。 購入詳細不明。 2013/9/6〜9/7 長い間の積ん読本、かつ久しぶりの我孫子作品&鞠夫シリーズ。書き下ろしの一作品以外はメフィストで読んでいるはずだが、長く置いておいたので、良い感じに忘れてた(笑)。このようなほのぼの系ミステリは貴重な存在なのだが、私の知る限り続編は出てないようだ。是非続編をお願いしたい。2013/09/07