内容説明
近未来のアメリカで続発する怪事件。去勢された男女の変死体、封印された危険なゲームソフト『ゴスペル』、不気味なカルト集団「ハイネスト・ゴッド」。謎を追うFBI捜査官カトラーとオカザキ、レポーター鳴海たちが、巨大ネットシティ「OROZ」で遭遇する、人智を超えた真実とは!?新世紀のハイパー・バイブル。
著者等紹介
藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハルクイン
3
初出が2001年。ITが盛り上がり、進化しつつあった頃だろうか。それにしてもタブレットといい、とてつもない世界観となっている。しかし、イツロベの要素は出ているものの、格段にサイバー的なものが増している。追いついていくので精一杯な感があったな。2016/06/11
浅貝めぐみ
1
前作に当たる『イツロベ』は、オカルトと神話とSFがうまく融合されていて、今作の場合はそこにミステリー要素が加わった感じ。というか、ほとんどSFとミステリーで、前作と関連があったのは、ゴスペルと鳴海の夢の内容くらい。続編というよりは同シリーズ。でも、なんだか中途半端感があってモヤモヤ。世界が崩壊するから、何も解決されてなくても問題ない、ということ? とりあえず、この続きにあたるらしい『アークトゥールス』を読んでみないとわからないかも。今作ではあまり出なかったツォロスティアが主人公っぽい。2013/12/25
ももこ
0
藤木稟さんのSF小説。宗教と科学が共存する世界感やバディものとしてのお話はバチカン奇跡調査官に通じるものがあった。 タブレットが自己のアイデンティティにつながる社会と、そのタブレットの一つがある歴史の帰着点につながるところは秀逸。2017/12/15
shino
0
カトラーのみ興味を示されていたけど、鳴海の夢の話が知られたらもっと食いつかれていたんだろうな。2013/05/20
もず
0
だいぶ前に読んだので内容は覚えていないが読んだ記憶はある。悪くなかった気もする。2006/12/01