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講談社文庫
黄金の島〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 497p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062747738
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幸せを掴めるか…… 感動のサスペンス巨編

逃亡者として人生を終えなければならないのか――。ベトナムで身を隠すヤクザの修司は、現地の若者たちと日本行きを謀る。が、汚れた警察や暗殺者が行く手を阻む。押し寄せる危機が修司たちを絶望の淵へと追い込んだ。荒れ狂う大海へと漕ぎ出した彼らの運命は……。感動のラストが待つアドベンチャー巨編。

真保 裕一[シンポ ユウイチ]
著・文・その他

内容説明

逃亡者として人生を終えなければならないのか―。ベトナムで身を隠すヤクザの修司は、現地の若者たちと日本行きを謀る。が、汚れた警察や暗殺者が行く手を阻む。押し寄せる危機が修司たちを絶望の淵へと追い込んだ。荒れ狂う大海へと漕ぎ出した彼らの運命は…。感動のラストが待つアドベンチャー巨編。

著者等紹介

真保裕一[シンポユウイチ]
1961年東京都生まれ。アニメーションディレクターを経て、1991年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。1996年、『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、1997年、『奪取』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞をダブル受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

56
何度失敗しても、撃たれても、ただ、今の生活から逃れるためだけに日本を目指すベトナム人たち。彼らには諦めるという言葉はない。諦めるということは、自分の生き方をやめる、生きながらに死んでいるということに等しいのだから。それほどまでして目指される日本という国は、幸せな国だということなのだろうか。一方、命を狙われて東南アジアを逃げ回っている元やくざだが、最初は何が何だかわからずに逃げ回っていた彼も、次第次第に凄みを増していく。ただ一人連絡を取り続けていた女性を疑わない当たり、話が出来すぎではあるが。  2021/11/17

Mark

29
悲しくて辛い物語でした。祖国とは一体何でしょう、貧しくても何かがある、そう信じて彼らは国を捨て黄金の島に向かったのか。どん底にあるベトナム人を引き連れて修司は無謀とも思える船出をしたが、そこまで修司を動かしたものは彼らの一途な希望のためだったのか。カイの最後の行動は修司のためであったと信じたい。そして残ったベトナム人達に明るい未来が来ることを信じたい。考えさせられるお話でした。2014/09/17

ヒロユキ

18
日本に向けて大海原に漕ぎ出したちっぽけな木造船…命乞いすら通じない荒れ狂う無慈悲な嵐の中でベトナムの若者たちは仲間を信じ生きることを諦めず死力を尽くす…!人を信じることで人は変われる…その歩みは遅くて少しずつかもしれないけれど…。遠く離れたベトナムの地…時間の進み方が遅いような気がするハロン湾にて読了2013/03/09

16
う〜ん、長かった。ベトナムの方々の他国への憧れが哀しい。ちと読後感がよろしくないです。2014/06/26

テニやす

11
同情なのか、感情移入なのか それでもって無謀な計画を遂行。なのに裏切られても日本に導こうとする。臭いストーリーでも入り込んでしまう。修司が死んでしまうが一年半後 皆が脱走することは救いか。2014/05/24

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