講談社文庫<br> 「家をつくる」ということ

電子版価格
¥733
  • 電書あり

講談社文庫
「家をつくる」ということ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062739818
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0195

内容説明

家族をつなぎとめ、来客と談笑するはずのリビングは空虚にテレビが映るだけ。子どもたちは子ども部屋という個室に引きこもる。住まい選びは一生の一大事。だが後悔する人が圧倒的なのはなぜか。幸せな家族関係を築くために理想的な間取りとは?家と家族の問題をあぶり出したベストセラー、待望の文庫化。

目次

プロローグ 日本の家族はどこへいくのだろうか
第1章 展示される家
第2章 「樹」の家
第3章 百年の家
第4章 家族の消えた家
第5章 人を呼ぶ家
第6章 光と影のある家
第7章 家族をつなぎとめる家
第8章 子育ての家
エピローグ 「家をつくる」ことは「家族をつくりなおす」こと

著者等紹介

藤原智美[フジワラトモミ]
1955年福岡県生まれ。明治大学政経学部卒。’90年『王を撃て』で文壇の注目を集め、’92年『運転士』で第107回芥川賞を受賞。最近では「教育」の分野にもその思索のフィールドを広げている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

東森久利斗

1
家は、”建てる”のではなく、”つくる”ということが良く分かる。家をとおして、文化や生活スタイル、社会事情の違いや変遷が見えてくる、家族や国民性までもが浮き彫りに。そうだそうだ、と納得するしかない説得力ある切り口と解釈。久しく我が城に棲みつく座敷童のような、捉えどころのない謎が解けスッキリ。2019/03/15

こけっこ

0
家の本は面白い。 人類学であって、建築学、環境学、医学、家庭心理学でもある。2015/12/15

mm

0
家という箱があり、必要と思われる部屋をムリやり押し込めていく。そこでどんな生活シーンを実現して、どんな生活シーンを諦めるか、家づくりはそれの繰り返し。 子育ての方針の見えて来ない家。 家族をつくる、そこに幸福を求める。 家をつくる時に、まず考えがちな間取りとか立地とか予算とか、その前段階のお話し。 基礎も基礎、家のために人があるのでは無く、人のために家がるって当たり前の事、ついつい失念しがち。 20年以上前に出された本だという事に驚愕するくらい今現在突きつけられてる問題。普遍的な事だという事。2019/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/191668
  • ご注意事項

最近チェックした商品