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講談社文庫
アップ・カントリー―兵士の帰還〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 730p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062738989
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

陸軍犯罪捜査部を辞めたポール・ブレナーは、かつての上司カール・ヘルマン大佐に呼び出された。一九六八年、ヴェトナムの戦場でアメリカ軍大尉が中尉を射殺した。目撃者の北ヴェトナム兵を捜す極秘依頼―。当時兵士だったブレナーは、いまふたたびヴェトナムの地を踏む。傑作『将軍の娘』を凌ぐ続編。

著者等紹介

デミル,ネルソン[デミル,ネルソン][DeMille,Nelson]
1943年ニューヨーク生まれ。1985年ヴェトナム戦争をテーマにした軍事法廷小説『誓約』で注目を浴びる。その後、話題作を次々に発表。特に陸軍犯罪捜査部ポール・ブレナー准尉が女性大尉殺人事件を追う『将軍の娘』は大ベストセラーになる。アメリカを代表するミステリー&エンタテインメント作家のひとり

白石朗[シライシロウ]
1959年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべよしお

19
 ベトナムに行きたいという長女に、ならお薦めと本棚の奥から取り出したが、自分で読み始めて止まらなくなってしまった。やっぱりネルソン・デミルは好きだなぁ。口達者で、屁理屈、軽口、ああいえばこういう男だけど、頭の回転は良くて仕事の腕は一流。いい女とは弱い。デミルの小説の主人公はそんなパターンが多いけど、ポールもその通り。勿論、相方のスーザンもとても魅力的だ。2020/01/03

Tetchy

6
ポール・ブレナー心の旅路、この小説を一言で称するならばこれに尽きるだろう。帯に書かれている『将軍の娘』続編という謳い文句は全く正しくない。今回現れるポール・ブレナーは『将軍の娘』で登場した彼は別人のように精彩を欠く。作者自身がポールの人と為りを忘れているかのようだ。ヴェトナムに訪れ、手紙の主を見つけ出し、真相を暴く、これだけの話に1550ページが費やされる。物語の骨子はこの事件だが、実は内容としてはヴェトナム戦争時代の兵士の回想、それもアメリカ側とヴェトナム側双方の苦い思い出がメインなのだ。2009/09/09

みみぽん

4
積読本。ずうっと読みたかった本だけに万を期して…しかし感想は。。元陸軍兵のポールが元大佐からの任命により再びベトナムの地へ。それはアメリカ兵同士の殺人事件を目撃した、1人のベトナム人を探すため。掴みのプロットはさすがだが肝心の流れには当惑してしまった。これは前作「将軍の娘」の続きではない。今作はポール自身のベトナムへの郷愁。トラウマを直視する回帰録。スーザンという女性も同行するが個人的には緊張感ある孤高の捜索にしてほしかった。ホットな恋もほどほどにネ(笑)アメリカ特有のヒロイズムも少々鼻に。旅は下巻へ続く2019/11/21

じろう

3
出だしのつかみは最高。それからネルソン・デミルお得意の二流のアメリカンジョーク(日本人にとって一流のアメリカンジョークなんてあるのか?)を散りばめたベトナム観光記が始まる。下巻に期待。2018/08/12

mayumi

1
児玉清さんの追悼番組で読みたくなって。未読の作家さんかと思ったら「将軍の娘」を買った覚えがある…どこだ?2011/06/10

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