出版社内容情報
旨いモノ、そして原色の子供に出会った
夏の日。島の子どもたちが海辺で釣り糸を垂れている。
それに飽きると坊主頭の中学生たちが光輝く海に、飛び込んでいった。
海に誘われ、人と語らい、うまい酒と魚料理を味わう。
さあ、今度は何処へ行こうか――。
日本に残された手垢のつかない原色のシアワセを満喫しよう。
シーナさんの爽快フォトエッセイ。
椎名 誠[シイナ マコト]
著・文・その他
内容説明
夏の日。島の子どもたちが海辺で釣り糸を垂れている。それに飽きると坊主頭の中学生たちが光り輝く海に、飛び込んでいった。海に誘われ、人と語らい、うまい酒と魚料理を味わう。さあ、今度は何処へ行こうか―。日本に残された手垢のつかない原色のシアワセを満喫しよう。シーナさんの爽快フォトエッセイ。
目次
土佐の三角ミステリーゾーン
海女島ふんせん記
ヤマネコ島演歌旅
瀬戸内きまぐれジグザグ旅
五島列島かけのぼりハシゴ旅
カニ這い前進日本海
まぼろし半島吹雪旅
甑島でたとこ行脚
著者等紹介
椎名誠[シイナマコト]
1944年生まれ。作家。「本の雑誌」編集長。写真家、映画監督の顔も持ち、幅広く活躍する。著書は、吉川英治文学新人賞受賞作『犬の系譜』(講談社文庫)、日本SF大賞受賞作『アド・バード』(集英社)など
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
59
シーナさん的ワビ・サビを感じる。いや、刺身をよく食べているのでワサビかも。青とうがらしもお忘れなく。「海を見にいく」というのが連載のタイトルなのだが、「魚を食べにいく」の方が当たっている。探検隊ものとはかなり違って、ひとり旅らしさのにじみ出る文章である。約20年前とはいえ、日本のあちこちにはまだ純朴な人情も残っていることがうれしい。続編も読みたい。2019/10/23
うりぼう
5
いいですね。人工物でない世界、ほっとします。2008/09/07
あび
4
椎名氏の国内の旅の記録を読むのは初めてかもしれない。海べりの町が好きな自分としては、かなり楽しく読めた。2015/11/01
Ken05
4
何でもないいつものシーナさんの旅話は、読む側の精神状況がどうあれ、たいていの場合楽しく読める。本書中に出てくる網走と釧網本線の北浜駅は、何年か前に仕事で訪れたことがあり、こうした再会も懐かしいような嬉しいような。そうそう、別な旅では、名前だけだが思いもかけずに割と地味な郷里の市名も出てきて驚いた。2009/04/18
りす
3
シーナさんのにっぽん海辺の旅。沢山の写真がそえられています。子供らのタダシイ笑顔が見ていてうれしい。2016/05/19