内容説明
カナ漢字変換という新しい発想法で、ワープロを生みだした東芝の技術陣。本田技研では、ベルギーで「ノウハウ・ゼロ」から工場づくりに奔走したスタッフや、従来の常識をくつがえす「4輪操舵」に取り組んだ技術者がいた。世界に飛躍する企業には、すぐれた戦略とそれを支える現場の「底力」があった―。
目次
第1章 ワープロ誕生の日―東芝・総合研究所を母として(アングラ研究;「言語学」追求;辞書づくり;第1号実験機;「JW-10」登場;新製品を新市場へ)
第2章 ベルギーの冬―本田技研(決断の時;「ノウハウ」ゼロの出発;大寒波;立ち上がり;辛酸)
第3章 ホンダの発想―超常識の「4輪操舵」(4WS前史;ドラムの上の実験車;企画評価のとき;逆転の仕掛け;Dプロジェクト発進)