内容説明
二〇〇三年一二月三〇日、銀行一斉モラトリアム宣言へ。そして〇四年三月末、ペイオフ凍結が解禁される―。日本の金融システムが機能不全に陥るまで、政府、日銀、与党、そして破綻銀行は「迷走」を繰り返してきたかに見える。だが、このシナリオには陰の「演出者」がいた。
著者等紹介
木村剛[キムラタケシ]
KFi代表(KPMGフィナンシャル株式会社代表取締役社長)。1962年富山県生まれ。’85年に東京大学経済学部卒業後、日本銀行に入行し、主要部局を歴任した後、’98年3月、金融サービスに関する総合コンサルティングを行うKFi(KPMGフィナンシャル株式会社)を設立、現在に至る。金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員、通産省アジア金融通商研究会委員、総務省郵政事業公社化に関する研究会委員を歴任。現在は、経済同友会経済法制委員会副委員長、内閣府経済動向分析検討チーム委員を務める
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