内容説明
愛人を見張ってほしいという有名女優からの依頼を受けた探偵が思いもよらぬ過去に遭遇する「過ぎし日の恋」(逢坂剛)、雑誌の企画を打ち合わせ中の推理作家と若手編集者が、密室トリックの議論をかわすなかで運命の急転にさらされる「使用中」(法月綸太郎)ほか、今をときめく作家による選りすぐりアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふぃえ
3
『ザ・ベストミステリーズ1999』から9編が収録されています。佐野洋さん『嘘つきの足』、全編会話文で構成されているのですが、違和感がまったくなく、しっかりミステリになってオチもあり、楽しかったです。2022/01/30
ひょろ
2
法月綸太郎「使用中」前半のミステリ講釈が地を行く羽目になった落ち森どるストーリー。佐野洋「素人カースケの世紀の対決」対決はともかく、読書ランは行ってみたい。読むリエみたいな人、この読書メーターにも生息しているんじゃないだろうか。北森鴻「凶笑面」北森にはまることになった一篇。まだミステリ色は強い。民俗学シリーズはどれも面白いのでお勧めする。2016/08/22
はなうさぎ
2
世にも奇妙な物語みたいな感じの作品が多かったです。
ありこ
1
以前古本で購入、実家に置きっぱなものを見つけて読みました。読んだはずなのに殆ど忘れていたので、二度美味しい?でも忘れていたものは忘れるなりの…ごにょごにょ。忘れていなかった「使用中」「烏勧請」「凶笑面」は面白かったです。2016/01/16
がじゅ
1
タイトルに難アリ…かな。殺人がない話もあったし。好みの作家さん探しに、たまにこんな本を読むけど今回はハズレかな。2015/01/24