講談社文庫<br> 法月綸太郎の新冒険

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講談社文庫
法月綸太郎の新冒険

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  • サイズ 文庫判/ページ数 441p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062734875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

名探偵・法月綸太郎が帰ってきた!著者会心の傑作鉄道ミステリー「背信の交点」、オカルトじたての怪事件「世界の神秘を解く男」、法月綸太郎本人が登場しない異色作「身投げ女のブルース」など、テーマと構成にこだわりぬいた中編を収録。本格推理の醍醐味が味わえる“知恵と工夫のエンタテインメント”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

69
法月綸太郎短編集第3弾。今回の短編集は作風の違う6作品であり、トリックを重視した本格ミステリである。特に短編なのに二転三転する展開と、推理がしっかり出来る様に組み立てられた設定は、唸る程の巧みな技だと思う。「背信の交点」は、事件そのものは読み解いたのだが、さらに驚く人間関係が隠されているとは参った。「現場から生中継」は、犯人自体は推理出来たのだが、犯人を炙り出す方法の一工夫が楽しめる。「身投げ女のブルース」は、前にも登場した葛城警部が主人公の様で新鮮に感じて期待したが、結末は正にまさか、いやぁ素晴らしい。2018/05/12

HANA

65
法月綸太郎シリーズ短編集二冊目。短編というより中編程度の長さの物が多いかな。先ほど読んだ作品で、著者の作品はトリック一本で勝負している印象が強く、それがこの長さの作品と相性がいいように感じる。その為どれも非常に読み応えがある。容疑者が犯行時間に生中継に出演していたという鉄壁のアリバイもの「現場から生中継」があの時代を表していて特に気に入るが、SPIを絡めた密室「世界の神秘を解く男」交換殺人を題材にした「リターン・ザ・ギフト」等、トリックと内容の絡みに無理がなくていいな。総じて質の高い作品集でした。2022/05/12

ダイ@2019.11.2~一時休止

64
法月綸太郎その8。短編集。背信の交点やリターン・ザ・ギフトがイイ。2013/09/26

rio

42
6つの短編から成る法月綸太郎シリーズ第8弾。短編ならではの数々のトリックを織り込んだミステリーにまとまっていて面白かったです。どの話も一筋縄ではいかず、捻りを加えられていたため悉く騙されました。中でも「背信の交点」のラストと「身投げ女のブルース」の二転三転する展開、「現場から生中継」の着眼点がお気に入りです。2014/01/02

がたやぴん

39
短編5作。100ページ程度でありながら中編並の読了感が得られる。図書館シリーズ?がなんだか待ち遠しくなった。思考の発散する倫太郎に共感してしまう。最終的に収束するという安心感もあるが、続けて読んだためか、最初のこの推理はどうせ違うとか、そろそろ当たる頃かなとか、一旦容疑者からはずしておく気かなとか思ってしまう。慣れるって嫌だw2015/02/11

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