講談社文庫<br> イツロベ

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講談社文庫
イツロベ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 529p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062734868
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

アフリカの小国にボランティアとして派遣された産婦人科医・間野祥一は禁断の森に棲む謎の部族・ラウツカ族と出会い、超現実的な体験をする。九死に一生を得て帰国した間野だったが、身辺で次々と奇怪な出来事が起こり…!?ホラー・SF・伝奇・ミステリー、あらゆるジャンルを超越した壮大な物語。

著者等紹介

藤木稟[フジキリン]
大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリー、伝奇、ホラー、SF、児童書など幅広いジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズ、「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズなど著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キー

15
1999年作品。 産婦人科医の間野が、赴任先のアフリカで出会う人類発祥の地なのではないかという森にたどり着くおどろおどろしい、前半アフリカ篇。 日本に帰ってきた間野だが、徐々に家庭が崩壊。間野の忘れていた過去を思い出すところから、間野の出生の秘密が明かされる ミステリー的な後半日本篇。 色々と、ジャンルがミックスされた内容ですが、アフリカから日本へ。現在から過去へ、間野が精神崩壊をする過程を、読者が追体験するという一貫した物語が縦糸としてあり、最初から最後まで興味が失せることはありませんでした。2021/03/30

ハルクイン

6
おもしろかったけど、なんなんだろうこれは。奔流にのみこまれているうちに読み終わってしまった。現実と幻想をふらふらとする視点人物に引きずられてしまう。続編で更なる混沌らしいテンダーランドが気になるところ。2016/01/04

にく

5
ミステリかと思って読んだのですが、これはいわゆる幻想小説ってやつですかね。気がついたら読み終わっていた…。現実か妄想か、主人公と共にどんどん「向こう側」へ引きずられていくような読書感。すげぇ。藤木凛、初でしたが、ハマりそうな気がする…。2010/05/06

PSV

4
これが10年も前に書かれた作品だとは…。一人の男の転落と、同時進行しながら描かれる人間とコンピュータの関連が、なんともイヤな二重螺旋を描く。 80点2009/11/08

きよみオレンジ

2
アフリカでの不思議な体験までは面白かったが、日本に帰ってからの話しが、現実なのか妄想なのかよくわからなかった。間野はおかしくなったのか、ゲームの中にとらわれたのか。エピローグも??だった。2018/01/22

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