講談社文庫<br> 第一級殺人弁護

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講談社文庫
第一級殺人弁護

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062734783
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

自白した被疑者がなぜ無罪に!?救済されるべき被害者に法はいったい何ができるのだろうか。金融犯罪、中国系マフィア、そして快楽殺人。イリーガルに挑む刑事当番弁護士・京森英二が直面した事件は、日本の社会病理と深く係わっていた。現役弁護士ならではの精密な筆致で描く傑作リーガル・サスペンス。

著者等紹介

中嶋博行[ナカジマヒロユキ]
1955年、茨城県生まれ。弁護士。早稲田大学法学部卒。横浜弁護士会に所属しながら’94年『検察捜査』(講談社文庫)で第40回江戸川乱歩賞を受賞の後、作家としても活躍中。現役弁護士ならではのリアリティ、高い作家性で、リーガル・サスペンスの旗手として揺るぎない評価を得ている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

129
中嶋さんの三部作を読んだ後にこのような連作短編集を読むと若干軽い感じを受けます。まして主人公が若手でもあまりやる気を感じさせないしかも資金繰りにきゅうきゅうとしていて、刑事当番弁護を引き受けざるを得ないということでの話です。内容は短いけれども最近の問題となっている事件などを中心にしてのサスペンスです。私は楽しめました。2016/10/28

はらぺこ

34
弁護士の京森英二が主役の短編集。オモロかった。好き。続編はあるんかな? 弁護士が主役の話やから読むのが面倒臭そうな気がしたけど実際は凄く読み易かった。2017/11/06

kayoko

25
リーガル・サスペンスなので難しいのかな?と思い積読していたが、読んでみたら凄くわかりやすく興味深い事が沢山で面白かった。主人公のキャラも人間味溢れる弁護士さんなので笑える所もありで楽しめた。2015/05/14

HoneyBear

23
さすが弁護士が書いた小説(短篇集)。DNA鑑定にまつわる誤謬などを知る。リーガル・サスペンスというらしい。物凄く面白く、一気に読了。2013/10/15

5〇5

15
零細法律事務所のさえない弁護士が主人公だ ♦美人だけど性格の悪い秘書に気を使いながら、仕事をコツコツとこなしている ♣たよりないけれど、実直なキャラは好感が持てる ♥そんな彼が当番弁護士制度により、否応なしに儲けにならない仕事に関わり、奮闘する羽目になる ♠著者は弁護士でもある。弁護士の視点からみた殺人事件の情景とはこのようなものなのか。興味深く、そして楽しく読了できた。2017/05/14

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