内容説明
秋深まる京都嵐山。警視庁捜査一課の和久井刑事は、人生初のお見合いに臨んでいた。なんと相手は志垣警部の姪千代。渓谷の川沿いに建つ温泉宿の個室で緊張のご対面となったが、その大浴場で事件発生。和久井が入浴中に、往年の時代劇スター・嵐山剣之助が溺死。殺人の疑いが和久井に。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年東京都生まれ。一橋大学商学部卒業後、ニッポン放送、扶桑社勤務を経て1990年推理作家に転向。朝比奈耕作、志垣警部、氷室想介、烏丸ひろみなどキャラクター豊かなシリーズもの長編推理小説のほか『初恋』『文通』『先生』などのホラー作品も大人気。さらに“精神衛生本”と称した心の癒しに目を向けた一連の著作から、語学や詰将棋の本に至るまで、その執筆ジャンルは多彩である
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感想・レビュー
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そのぼん
7
最初の頃は軽快な感じだったけど、最後のほうになると、重みが出てきたかなと思える作品でした。犯行の動機も納得出来るものでした。それでも、犯人には殺人以外の決着をつけて欲しかったなあ。2012/01/05
ホームズ
6
和久井君と志垣警部の姪のお見合い(笑)お見合いと事件の両立があまり出来てなかった感じでしたね。お見合いのほうは面白いのに事件のほうが・・・。もう少し事件を押さえて和久井のお見合いのほうをメインに進めてくれたほうが良かったかな~。和久井と千代さんが上手くいけばいいな~って思ってしまった(笑)2009/09/03
ホームズ
4
和久井も不幸だよな~(笑)2006/05/25
紅雨
3
ええ、まさか和久井刑事が結婚?!ドキドキしながら笑いながら読みました。でも最後はウムム…と考えさせられて。人付き合いは大変だぁ。2010/03/08
あ~ち
2
ラストちょっと切なかったな。でも本当に「被害者は加害者」っての本当だな。大体怨恨か復讐なんだなと思いながら読んだら中盤あたりで犯人も分かった。2010/06/30