講談社文庫
船上にて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062732017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

“ナポレオン三歳の時の頭蓋骨”がなくなり、ダイヤモンドの原石も盗まれた。意外な盲点とは―表題作「船上にて」。屋上から突き落とされたOLのダイイングメッセージの皮肉を描いた「優しい水」。五人が順繰りに出した手紙の謎に迫る「かさねことのは」など8編を収録。著者自らが選んだミステリー傑作短編集。

著者等紹介

若竹七海[ワカタケナナミ]
1963年東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒業。1991年『ぼくのミステリな日常』でデビュー、ユニークな視点で注目を集める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

107
ブラック系多めの短編集。表題作とタッチアウトなんかがイイ感じ。2016/09/27

すたこ

31
★★★★面白い。やりすぎないブラックさがとても好き。特に『優しい水』と『手紙嫌い』。1篇の長さもちょうどいい。異色の表題作は登場人物のハッター氏が素敵!2017/11/28

マッちゃま

19
若竹さん初期(中堅と呼ばれる位置に差し掛かった辺り?)の著書自らが選んだ傑作短編集。ラストに配置された表題作を始め、手を替え品を替え意匠を凝らした30頁前後の珠玉の8作品が並んでおりました。手直しはされているものの30年近く前に書かれた作品だけに若さも感じます。なんか久々に若竹さんのあとがきが有り、読んでて「これぞまさに地の文だなぁ」なんてお会いした事もない若竹さんの姿を思い浮かべたりしました。本書の「黒い水滴」は、氏の「製造迷夢」で主役だった一条刑事も登場。気になる方は本書を片手にレジにお並びください。2021/10/25

ぽけっとももんが

9
こどもの本棚の奥から出てきた。読み返して思い出したけれども、この後味の悪さがどうもわたしには合わなかったんだ。いわゆるイヤミスは嫌いじゃないんだけど。だからここのところもう若竹氏の新作を読んでない。2018/10/13

ガブリエル

7
1992年から1997年の間に書かれた8つの短編を加筆修正して編まれた短編集。 20年以上前の作品でありながら、すでに若竹七海の片鱗がある。コージーミステリなんだけど、しっかりと毒がある。短編の中にもしっかり黒い底流があって、それは「葉村晶シリーズ」にも脈々と受け継がれている。 この黒さが好きなんだよな〜。 どの話も最後の最後にオチがあって、ニヤリとしたり、ゾクリとしたり、とにかく上手い。 2021/07/31

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