講談社文庫<br> 人狼城の恐怖〈第2部〉フランス編

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講談社文庫
人狼城の恐怖〈第2部〉フランス編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 734p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062731829
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幽玄なる山岳地帯、独仏国境の深い渓谷を挟んで対峙する双子の古城・人狼城。フランス側“青の狼城”を訪れた社交サロンのメンバーは、酸鼻極まる連続殺人の犠牲となっていく。恐るべき殺戮を繰り返す神出鬼没の殺人鬼「人狼」の正体は?名探偵・二階堂蘭子の登場を待たずして、あなたは真相に迫れるか。

著者等紹介

二階堂黎人[ニカイドウレイト]
1959年7月19日東京都に生まれる。中央大学理工学部卒業。在学中は「手塚治虫ファンクラブ」会長を務める。1990年に第1回鮎川哲也賞で『吸血の家』(講談社文庫所収)が佳作入選、1992年『地獄の奇術師』(講談社文庫)を書き下ろし単行本として上梓し、推理界の注目を大いに集める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

82
二階堂蘭子6-2。場所も違うし人物も違うのに第一部と同じように連続殺人が起こっていく。謎だらけのまま続く。2014/03/31

aquamarine

78
人狼や星気体兵団の説明から始まりドイツのハーメルンと比べるとオカルト色が濃く取り掛かりの雰囲気が違います。といっても双子の城で渓谷を挟んで鏡のように惨劇が起こりはじめるとその後はあっという間でした。再読のはずなのに相変わらず全く覚えていなくて結末も思い出せません。幸せなのか??こんなにオカルトチックなのにちゃんと本格推理で結実するのか不安になりますが最終日に一つ明らかになったことには驚き、でもちょっとほっとしました。さて蘭子はどうやってこの二つの惨劇に関わってくるのでしょう。いよいよ蘭子登場の第三部へ。2015/12/27

セウテス

65
二階堂蘭子シリーズ第5弾ー2。本作はフランス側の、青の狼城で起こる連続殺人。ただし、この事件には、特殊なルールが存在する。犯人は人狼と呼ばれるアストラル体であり、彼は死体に入り込み、生きている者と同じに活動をする。そして誰かを殺害し又その体に乗り移る為に、今まで入っていた体の方が殺害された遺体として発見される。どうにもオカルト的な特殊なルールによって、推理が上手くまとまらない。それとも、このルール自体がミスリードの為に存在するのだろうか。疑問だらけだがスピード感があり、一つの物語として普通に読めてしまう。2016/12/26

勇波

56
一言『ひゃー』っていう感想です。はい。死体でお腹いっぱい。ある意味みんな爽やかに殺されとります。1部、2部の双子の城長かったけど、全くダレるスキすら見せずあっと言う間に読まされた感じ。むしろこのまま終わってもいいくらい。。っていう訳にもいかず、続く『探偵編』へ。この広げすぎたデカ風呂敷どうやって畳むのでしょうか?!読んでしまうのがもったいないね★2015/11/23

ヒロユキ

39
第一部、第二部と長かった出題編の終了。ドイツ編とは異なりフランス編はオカルト的な趣向が満載。これはオカルトな設定を加味して推理すればいいのか、このオカルトすら合理的な説明がつくのかすら判断できない。ここまではかなり勢いで読んだけど、ここから解決まではさらに気合いを入れてじっくり読もうと思います。2012/09/13

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