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講談社文庫
黄昏の岸 暁の天―十二国記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 444p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062731300
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預る幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴―。その行く末を案じ将軍季斉は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが…。

著者等紹介

小野不由美[オノフユミ]
大分県生まれ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。『東京異聞』が第5回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作に。著書に本書を含む『十二国記』シリーズ、『悪夢の棲む家』『過ぎる十七の春』『緑の我が家』(以上、講談社X文庫)、『魔性の子』『東京異聞』『屍鬼』(以上、新潮社)などのほか最新刊に『黒祠の島』(祥伝社)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

95
泰王驍宗が登極して半年、早急ながらも着々と地盤を固めていたが轍囲に出兵した際、驍宗は行方不明に。死んだとも噂が…。また泰麒も消えた。深手を負った戴国将軍李斎が景王陽子に助けを求める。慶もまだ貧しい国。だが戴のために力を尽くす約束をした陽子。雁・範などの国の協力で泰麒の捜索へ。『魔性の子』で泰麒の蓬莱での出来事は知っていたがレンリンって廉麟だったのね。色々と繋がっていくスケールの広大さはさることながら、碧霞玄君の助言、天の条理、各国の麒麟や王たちのこと…全てが緻密で奥が深い。無力になった泰麒、隻腕の李斎。→2020/05/24

七色一味

88
読破。慶国国暦三年、まだその足下すらままならぬ景王赤子のおわす金波宮に傷ついた騎獸と武人が現れ、戴国への助力を求めた──。蝕により遥か東方蓬莱に流された泰麒不在の戦乱の国戴と、できる限りの援助を行おうとする登極間もない景王陽子。『魔性の子』と表裏をなす十二国記の物語です。李斎、そして泰麒の、今後の運命がどうなっていくのか、非常に気になります。2012/08/21

はらぺこ

81
泰麒の捜索と救出の話。 最初は、この李斎と『風の海 迷宮の岸』の李斎が一致しなくて誰か分からんかった。今後、戴国はどうなるのか、泰王・驍宗はどこにいるのか、偽王・阿選の意図は何なのか、裏切り者は誰なのかとか謎と心配は尽きない。 氾王と氾麟が登場。十二国の王って変わった人が多いなぁ。あっ、蘭玉のように見えた陽子が良かった。2013/03/10

オカメルナ

74
30年近く王不在であった戴国に泰麒が戻り、泰王・驍宗が玉座に就いた。どんな国が築かれるのかと期待しながら読み終えた「風の海・・・」 わずか半年でこんなことになるなんて・・・ 必死に慶までたどり着き陽子へ助けを求める李斎に手を差し伸べようとする陽子。陽子の呼びかけに応じ延王・延麒をはじめとして他国の王や麒麟達が動く。驍宗はどこへ行った?阿選の目論見は何?麒麟の力を失った泰麒と碧腕とななった李斎の先に待ち受けているのは?う~気になる。初お目見えの氾王と氾麟。この二人も、なかなか強烈なキャラで面白かったな。2013/04/03

いおむ

65
再読。表紙はこちらの文庫本。続きが読みたい~!!2017/12/16

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