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講談社文庫
真説 謎解き日本史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062730600
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0195

内容説明

「忠臣蔵」松之廊下刃傷事件の真相は?「武士の面目」旗本奴・水野十郎左衛門と「町人の心意気」町奴・幡隋院長兵衛にみる男の神髄、信長が理想とした孤高の権力者とは?圧倒的な史料を縦横に駆使し「日本史の常識」を次々と覆す。歴史を子細に検証し大胆緻密に推理する知的エンタテインメントの最高峰。

目次

1 悪いのは浅野内匠頭だ
2 孤高の権力者
3 豊臣秀吉は天才経済学者
4 女が凄いと男も凄い
5 西行法師の心の奥底
6 武蔵坊弁慶の正体
7 武家の面目と町人の心意気
8 小野次郎右衛門「終生不変の契約」
9 日本の家族
10 竹島は日本領土じゃないか!
11 天に舞うタコはもともとイカだった
12 「藤ノ木古墳」究極の謎解き!

著者等紹介

明石散人[アカシサンジン]
1945年生まれ。美術、歴史、政治、物理……あらゆる分野にわたり博覧強記。独自の視点から、常識・既存の枠組みを打ち破る「新説」を提示、鮮やかに実証する。映画監督・作家・テレビディレクターらに熱狂的な支持者が多く『東洲斎写楽はもういない』『龍安寺石庭の謎』『二人の天魔王』(すべて講談社文庫)等々の著作は、“知る人ぞ知る”名著として業界の「ネタ本」となっている。著書『月とスッポンと日本語』(講談社)、『ゲーム 小説〓小平秘録』(徳間書店)、『視えずの魚』『鳥玄坊先生と根源の謎』『鳥玄坊 時間の裏側』(すべて講談社ノベルス)、高橋克彦氏との対談『日本史鑑定』、池口恵観氏との対談『日本宗教鑑定』(ともに徳間書店)ほか
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

10
志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印の実像に迫る歴史ミステリー「七つの金印」以来著者2冊目。今回は、忠臣蔵の真の悪人、室町6代将軍の足利義教の実像、豊臣秀吉の経済政策、足利将軍家における日野家の女性達とねね対淀殿、弁慶と義経の関係等など日本史の通例を覆す新説を披露する歴史読本。暇つぶしと歴史ネタには、絶妙な1冊です。2020/01/30

junebug

1
僕は歴史大好きなんですが、明石散人著書はほんとにあたまをガツンと殴られるような奇説、それだけではなく論理的に爆論を展開します。この本の中では特に「義経と弁慶」の話が秀逸です。義経と弁慶をお話をスタンダールの赤と黒を例を例え陰と陽に置き換え、なぜ弁慶が安宅の関で主人である義経を打擲できたのかというところに焦点を当てます。そこから導き出される結論は、このお話は日本最古の多重人格を題材にした物語であるというw 読みたくなりますよね?2017/04/21

うたまる

1
牽強付会気味ではあるが、いつもの通説に反する資料を基に自説を構築する様は愉快で勉強になります。今回は本旨とは別に、小枝の部分の薀蓄に引っ掛かった箇所が多かった。「豊臣秀吉が日本で初めて自国貨幣を基軸通貨にした」「足利義教は籤によってたまたま将軍になったのではなく、神意により選ばれたという演出を行っただけ」「尊卑分脈では弁慶の父は源為義の子とされるので、頼朝・義経とは従兄弟の関係になる」「凧は中国の紙老鴟をイカノボリと関西で読んでいたのを、対抗心から関東ではタコと読んだ」などがご馳走様でした。2012/09/03

kurayamadasoga

1
第10章「竹島は日本の領土じゃないか!」が一番面白かった。2011/11/24

aki.s

0
十数年振りに再読。視点を変えれば別の解釈が生まれると教えてくれた1冊。2014/12/02

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