内容説明
駿河湾に浮かぶ小島のホテルで、個性的な選考委員たちと候補者を招いて『ミステリー大賞』の最終選考会が開催された。だが『アインシュタインの不在証明』と題する作品は、現実の迷宮入り殺人をモデルにし、しかも犯人しか知り得ない秘密が描かれていた。そして同じころ、都内では小説そっくりの殺人が。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
16
ピタゴラス→ニュートン→アインシュタイン(今巻)。今回は鉄壁のアリバイについて。木原がついに賞に応募、頑張ってる。シリーズ最終巻のはずだけど家庭教師の場面はなかったな。2021/03/05
ねじまき鳥
2
言い回しのわざとらしさが気になった。2017/12/12
しん
2
軽井沢純子シリーズ第五弾。作者のミステリー小説における不在証明(アリバイ)の考え方はなるほど、と感じた。孤島が舞台だがシリアスな雰囲気はなく、それがこのシリーズらしさがあり、読みやすかった。2017/02/08
SPICE
1
入り方が重くなく、引きずり込まれて読了。軽井沢純子シリーズは初めてだったが、結構するりと読めました。もう少しシリアスでも良かったかなぁ…な感想です。2013/02/13
しっかりけちべえ
0
初めて吉村達也の作品を読んでみた。タイトルに騙される振りをして。「殺人事件」が入るタイトルだったら読まなかっただろうに。 3つの事件が紛らわしいのは意図的か。曖昧なアリバイが捜査をミスリードするところは、東野圭吾の「容疑者Xの献身」を想起させた。2015/07/25