講談社+α新書<br> ゲーテの警告―日本を滅ぼす「B層」の正体

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講談社+α新書
ゲーテの警告―日本を滅ぼす「B層」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727266
  • NDC分類 361.62
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本をダメにしたのは官僚ではなく、B層 小泉、小沢、鳩山、菅…、「民意」を問い続けると恐ろしいことが起きる!日本をダメにしているのは、本当は誰なのか?

【B層】
マスコミ報道に流されやすい「比較的」IQの低い人たち
小泉郵政改革に熱狂し、民主党マニフェスト詐欺に騙され、流行のラーメン屋に並ぶ層。彼らの「選択」が国家を崩壊に導く!

「活動的なバカより恐ろしいものはない」――ゲーテ
小泉純一郎、小沢一郎、鳩山由紀夫、菅直人。
なぜ我々は三流政治家を権力の中枢に送り込み、「野蛮な時代」へ回帰したのか?
「B層」をキーワードに、 近代大衆社会の末路を読み解く!
これまでの社会階層の分析は、主に収入の多寡によるものでした。たとえば、年収1500万円以上が上流層、年収300万円以下は下流層というように。しかし、「B層」というキーワードを使った場合、たとえ年収1500万円以上でもB層に分類される可能性があります。「B層」は人間の質を表します。近代大衆社会の中で発生し、自ら近代化の原動力となることにより、最終的に自分のクビをしめるのがB層です。B層の拡大により発生したB層社会は、必然的に腐り果て、国家はデマゴーグにより支配されるようになる。

●野蛮な時代がやってきた!
●日本の将来を決めるB層の動向
●こんな社会に誰がした?
●B層に愛される「B層グルメ」
●B層カルチャーの暴走
●B層が民主党政権を生んだ
●「民意」が国を滅ぼす
●幼児化する政治家
●政治家は理念を持つな
●大衆社会の末路――ゲーテの警告

はじめに
序 章 こんな社会に誰がした?
 野蛮な時代がやってきた
 B層とは何か?
 狙い撃ちにされたB層
 郵政民営化ってそういうことだったのか!
 日本の将来を決めるB層の動向
 安倍政権が短命に終わった理由
 小泉構造改革とマニフェスト詐欺
 「喫茶店での話題から得た結論」
 教養は知識の集積ではない
第一章 資本主義と「大きな嘘」
 大きな嘘とは何か?
 あなたはB層ですか?
 最近のテレビ番組はつまらない?
 ベストセラーはなぜ生まれるのか?
 「ハーバード白熱教室」と東大生
 EXILEは吉野家の牛丼
 凡庸な人間からは偉大な人間も凡庸に見える
第二章 B層に愛される「B層グルメ」
 「B級グルメ」の矛盾
 「大衆酒場」と「反大衆酒場」
 一流とは何か?
 クラシックとロマンティックの違い
 産地にこだわる鮨屋の客
 職人技はテクニックではない
 目立たない真理を尊重せよ!
 ゲーテが拒絶した女子供の文化
第三章 B層カルチャーの暴走
 天皇陛下と「ハ短調」
 「チャコの海岸物語」
 ジャリタレなのに「アーティスト」?
 「アート」とは何か?
 オリジナルは幻想
 大相撲八百長問題と紅白歌合戦
第四章 日本を滅ぼす「B層政治家」
 B層が民主党政権を生んだ
 菅直人と市川房枝
 マニフェスト詐欺の真相
 デマゴーグの行動パターン
 第二の民主党を生み出さないために
 保守派が革命を唱える倒錯
 『たけしのTVタックル』の罪
 幼児化する政治家
 宗教音痴の「B層戦犯」
 学校では教えてくれない政治史
 民主主義は最悪の政治形態
 民主主義と議会主義は関係ない
 「民意」が国を滅ぼす
 ゲーテとナポレオン
第五章 大衆社会の末路──ゲーテの警告
 過去の負債は引き継ぐな!
 へーゲルを叱ったゲーテ
 政治家は理念を持つな
 驚嘆するものだけを読め!
 ビジョンを描きたがる人たち
 いつまでも自由になれない理由
 裁判員制度は究極の愚行
 進化、発展は子供の思想
 左翼は反知性主義
 ガリレオ・ガリレイの処世術
おわりに
参考文献


適菜 収[テキナ オサム]
著・文・その他

内容説明

「活動的なバカより恐ろしいものはない」―ゲーテ。小泉純一郎、小沢一郎、鳩山由紀夫、菅直人。なぜ我々は三流政治家を権力の中枢に送り込み、「野蛮な時代」へ回帰したのか?「B層」をキーワードに、近代大衆社会の末路を読み解く。

目次

序章 こんな社会に誰がした?
第1章 資本主義と「大きな嘘」
第2章 B層に愛される「B層グルメ」
第3章 B層カルチャーの暴走
第4章 日本を滅ぼす「B層政治家」
第5章 大衆社会の末路―ゲーテの警告

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年、山梨県に生まれる。作家。哲学者。早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。卒業後、出版社勤務を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

60
ベストセラーはなぜ生まれるのか。普段、読書というものからは縁遠く、知的レベルの低い人達がこぞって本を買ったから、その本はベストセラーになった。本を読まない層(B層)が買ったからベストセラーが誕生する。だからあなたも生きぬいて、チーズはどこへ消えた、生き方上手、バカの壁、国家の品格、女性の品格、夢をかなえるゾウ、金持ち父さん貧乏父さん、頭のいい人頭の悪い人の話し方、脳を鍛える大人のドリル・・・みんなB層を意識して書かれたものが売れる。・・何冊読んでしまったろう。やはり、良いものは、薄っぺらい岩波文庫らしい。2014/10/16

mitei

44
まずB層の定義が最初貧しく、なんか流されやすい人って言ってたのに金持ちのB層の話しが出たり確かにそういう人がいるのは問題だけどメチャクチャな印象を受けた。あとサザンは仕方なくB層に合わせてるとか言ってたけどB'zなどはB層うけのアーティストとか言う所が著者ってサザンファンなんだなと思った。しかしそういう問題があってなおこういう人が政治を動かす時代になってることの危惧が伝わった。2011/10/22

出世八五郎

27
OutputGO:資本主義は何でも商品にして売るのが使命だ。 芸術でも経済、ニュース、家電、ファッション、文学何でも売れるものを大量生産する。 その資本主義の行き着く果てがB層の出現それに伴うB層の民意を反映させた政治となる。 資本主義の末期とある。 日本の場合は民主党が民意を反映させた政治となり危険な状態であった。 民意を反映させた最も危険な政治の例はナチスドイツである。 民主党員の行動を見れば分かるが、民主党もナチスドイツと同じように手順を踏んで独裁政党に なる可能性があった。2020/01/14

さきん

17
B層やA層はどこの国でもたくさんいて、日本だけの問題ではないと思った。C層やD層が今後どうやって世の中に知ってもらえるのかが課題だと思った。 もちろん知ってもらっただけではだめで、C層が政治経済の主力になってもらわなくてはいけないが、まずは、構造改革の弊害やtppの問題、民主主義の凡庸性などをB層に知ってもらい、多角な視点で構造改革を観察できる国民を増やすほかない。著者はバカは直らないと言い切っているが、それでは救いがなさすぎる。2016/03/24

かず

16
再読。当時はB層批判にのみ捉われ、新たな知見を得たという意識はなかったが、今回、今年に入ってからの政治情勢を見て改めて読むことに。今回は当時心に留まらなかったA層への批判を感受できた。革命とか革新という言葉をA層やB層は好むが、本来希求すべきことではないのだという本著の主張に賛同したい。現状は様々な関係性の上に成り立っている。その関係性を無視し、社会を急激に変革しても害悪しかもたらさない。まして、その欲求の基いが妬み嫉みであるのだから、当然である。ルサンチマンから幸福は生まれない。2017/08/14

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