講談社+α新書
川漁師 神々しき奥義

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062723251
  • NDC分類 384.36
  • Cコード C0276

内容説明

川を守り川と生きる清流の番人たちの秘伝の技!!吉野川、四万十川、長良川、最上川、江の川…忘れられた四季折々の原風景と再会する本。

目次

シジミ掻き漁―徳島県吉野川
モクズガニのモジリ漁―静岡県河津川
ドジョウの踏み網漁―関東一円の農業用水
ざざ虫漁―静岡県天竜川
アマゴの郡上釣り―岐阜県吉田川
ゴリのガラ引き漁―高知県四万十川
サクラマスの居ぐり網漁―新潟県三面川
ヤツメウナギ漁―山形県最上川
サンショウウオ漁―会津地方桧枝岐川水系見通川
サツキマスのトロ流し網漁―岐阜県長良川
アユ刺し網漁―島根県江の川
ナマズ・ウナギの網ウケ漁―群馬県谷田川

著者等紹介

斎藤邦明[サイトウクニアキ]
エコ・ジャーナリスト。1948年、栃木県宇都宮市に生まれる。青山学院大学を卒業。新聞、雑誌記者を経て1992年に独立。小学校時代からアユの友釣り、ヤマメのテンカラ釣りを始める。以来、釣り歴四十数年。本業のかたわら、山棲み、川暮らしの達人と交流をもち、日本の原点をさぐる“旅”を続けてきた。2001年より、東京を離れて伊豆半島南端、山あり川あり海ありの静岡県下田市に移り住み、自ら山棲み川暮らし、そして海人の生活を実践している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ウチ●

1
海の漁師の本は数多あれど、川漁師の話となるとこれは貴重。作中に登場する川漁師の方々も「俺で終わり」と、いう方が何人もいらして10余年経た今では絶滅危惧というよりも瀕死の状態なのは想像に難くない。連綿と受け継がれた技術が消えてしまうのは忍びなさすぎるが、行政のみならず川をいじりすぎた日本人への当然の帰結である。アマゴの郡上釣り、サクラマスの居ぐり網漁etc・・・これらの技は消えてしまえば一度途絶えてしまえば二度と再現するのは不可能であろう。釣り好き、少年の心を持った人々必見の書。★★★★☆2016/05/20

piccoro116

0
日本の川、職漁師を取材した一冊。 桧枝岐のサンショウウオ漁のことを知りたく購入。 私たちはこういう爺ちゃんたちにたくさん話を聞いておかなくてはならない。2015/03/18

ヨードー

0
福島県檜枝岐(ひのえまた)は観光開発される以前は遅くまで雪が残り、土地は痩せ養蚕もできず、米も穫れない、貧しさのあまり赤子の間引きさえあったという。その貧困を救ったのがサンショウウオ。今や名物となり、生活は豊かにはなった。 昭和30年代には年に25万〜30万匹も東京へ出荷。現在は1シーズンで6千匹程。 サンショウウオが食べれる事に驚くが、今でもそんなに採れるという事にも驚く。 川漁師は激減しており、後継者もいない。護岸工事で安全と引き換えに、川漁師としての生活は出来なくなってしまった。2022/04/28

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