講談社+α新書
「善玉」「悪玉」大逆転の幕末史

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062722964
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0211

内容説明

竜馬、西郷、井伊、慶喜、勝海舟らの功罪の真実!歴史は勝者が作る。そして、150年後に初めて明かされた驚愕の事実…歴史が変わる。

目次

第1章 桜田門外の死を望んだ井伊直弼
第2章 「特殊部隊の頭領」西郷隆盛
第3章 米国民が師とあおいだ小栗忠順
第4章 「幕末の暴走族」坂本竜馬
第5章 武士道を近代化した河井継之助
第6章 ホラ話で歴史を変えた勝海舟
第7章 真の「ラスト・サムライ」松平容保
第8章 史上最大の汚点「将軍」徳川慶喜

著者等紹介

新井喜美夫[アライキミオ]
1927年、東京都に生まれる。太平洋学会理事長。東京大学卒業後に、明治生命に入社。1961年に東急グループの総帥五島昇氏にスカウトされ、東急エージェンシーに入社。1986年、東急総合研究所所長。1993年、東急エージェンシー社長。1999年、同社会長。2000年退社
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

20
根拠が一切示されないため推論にすぎないのですが、通説と異なる視点もあり読み物として面白かったです。小栗忠順や坂本龍馬、徳川慶喜については似たような印象を持っています。2024/02/19

フリスビー

19
★★★★☆司馬遼太郎に代表される、幕末の「志士」たちによる「維新」そのものに対する評価を問い直す刺激的な内容でした。坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛たちの虚像を壊し、井伊直弼や小栗忠順、松平容保らによって日本の近代化が行われていたなら、戊辰戦争のような愚かな行為もなかった、という内容には深く考えさせられました。「勝てば官軍、負ければ賊軍」とは言いますが、真の評価は、時流によって流行廃りするものではないとよく分かりました。劇薬ですが、歴史好きなら読んで損はしない本でしょう。2015/05/03

Hiroki Nishizumi

1
多少判官贔屓の面はあるものの、納得の内容だ。歴史的評価と実際の人格は必ずしも一致しない。しかし上に立つ者は人格を磨く義務がある。ノブレス・オブリージュとか武士道と言われるところだ。それか欠けて、かつセコい工作で歴史上の評価を保つカスどもはもっとバカにされて良いと思う。この本に多くの事例が出ている。一般的に歴史は勝者のモノだと言われるが自分はその事実には納得いってないので、実に参考になった。2013/05/31

ぎすけ

0
一般に、幕末の立役者、と言われている、勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛らに対して、果たして、彼らに気高い志があったのか、という問いかけを読者にしている本だと思う。自分達の功や欲のためでないとどうして言えるのか。著者が、単に幕府側に肩入れしたい人という見方も出来るが、闇雲に龍馬を司馬遼太郎氏の小説の通りの人物(ここで取り上げられている他の人にも言えるが)であるとしないのは、幕末という多面的なものが想定される時代を考えたときに、「あり」なのかも。2010/11/21

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