内容説明
関取になれるのは１００人に８人の割合！現在の相撲界で、稽古の厳しさでは５本の指に入るといわれる中村部屋の力士たちと親方が、出世を目ざし心を一つにして努力。
目次
第１章 相撲部屋での力士の生活
第２章 相撲部屋の運営と入門力士
第３章 五千年前から続く伝統をもつ相撲
第４章 力士養成に関するアンケートの中身
第５章 力士の養成は形を見習って型を作る
第６章 入門までの家庭教育と力士養成とのかかわり
著者等紹介
中沢嗣子［ナカザワツギコ］
１９５１年、愛知県に生まれる。１９７４年金城学院大学英文科卒業。１９７５年、当時の高砂部屋力士、富士桜（現中村親方）と結婚。１９８６年、中村部屋の創設とともにおかみさんとなる。１９９９年、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科（教育専攻）に入学。２００３年、「今日の力士養成のあり方」をテーマに研究して論文を発表、修士号を得る
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感想・レビュー
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佐島楓
62
博士論文をベースにしているだけあって、相撲の歴史に力士へのアンケートと、きちんと考察されていてしかも読みやすかった。相撲の未来は力士の健全な育成なくしてあり得ない。若い人材を育てるということに真剣に向き合っていらっしゃったのだなと思う。こういう視点の相撲本は貴重。2019/12/10
おかむら
23
タイトルは、安いテレビ特番みたいで(これおかみさん納得したんか).内容は至って真面目。元関脇富士櫻の中村親方の部屋(1986〜2012)のおかみさんが、東洋英和大学院で学んだ修士論文「今日の力士育成のあり方」を元にした内容です。相撲界全体で入門した新弟子の約半数は1年以内に辞めてしまうそうで、特に中卒の新弟子を育てる難しさを自らの部屋の事例で紹介してるところは読ませます。この本2004年なんですがまだこの時代ギリギリ体罰やむなしな感じ。この後時津風部屋事件が起きちゃうのよね…。2023/09/20
なかよし あいら
2
ざっと読み。何気なく手をとったのですが、中村部屋は最近閉められたばかりなのですね。改めてまたきちんと読みたい。2013/02/21
みつひめ
0
図書館本。著者は元富士櫻・元中村親方のおかみさん。大学院の修士論文を新書用に書き直したとのこと。ちなみに富士櫻といえば、突貫小僧❗️と呼ばれた人気力士。2021/06/30
