講談社+α新書<br> 商人道「江戸しぐさ」の知恵袋

講談社+α新書
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062720915
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0295

内容説明

「江戸しぐさ」は江戸の町で暮らす商人たちが、円満に共生する技術。世間を上手に回しながら他人との間合いをはかる庶民の知恵が今よみがえる。

目次

「江戸しぐさ」は「商人しぐさ」
言葉づかいと応対の「江戸しぐさ」
おつき合いと相手尊重の「江戸しぐさ」
往来と目つきの「江戸しぐさ」
「江戸しぐさ」は商人道の教え
「江戸しぐさ」を育てた講と寺子屋
世界一の一〇〇万都市だった江戸
抹殺された「江戸しぐさ」
「江戸しぐさ」と「今しぐさ」
江戸商人「べからず講」
あとひきしぐさ/私と「江戸しぐさ」

著者等紹介

越川礼子[コシカワレイコ]
1926年、東京都に生まれる。青山学院女子専門部家政科を卒業。1966年、女性スタッフのみで市場調査と商品企画などを手がけるインテリジェンス・サービスを設立し、代表取締役社長に。1986年、アメリカの老人問題を取材したドキュメント『グレイパンサー』が「潮賞ノンフィクション部門」の優秀賞を受賞。以後、合理的で科学的、美的でしかも人にやさしいイキな商人道「江戸しぐさ」を含め、共生を一貫したテーマにして、取材、研究、執筆をしている。「江戸しぐさ語りべの会」を主宰、「江戸しぐさ」の普及に努め、企業や地方自治体の社会教育講座などで講演活動を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
江戸時代に使われていた用語などを説明してくれています。結構時代劇でもあまり昔のことは入れなくなってきています。エンターテイメントとしては楽しめるのですがその時代独特の言い回しや、慣習があったように思えます。そのような江戸時代につ変われた言葉について詳しく説明してくれています。例えば「半畳を入れる」などは私もその語源は知りませんでつかっていました。2015/12/08

RYU

4
傘かしげ、肩引き、うかつあやまり等々。江戸の商人たちの知恵ってなんて素晴らしいんやろう。いちいち実践したいことばかり。くせにしていきたい。2009/10/18

うりぼう

3
江戸という時代は、日本が世界の最先端にいた時代であり、その心根と行動を再生することが、未来に繋がる。螺旋的進化。2007年ベスト22007/08/01

まめの助

2
★★★☆☆人口密度の高い江戸で皆が気持ちよく暮らす為のノウハウを解説した本。べらんめぇ口調が江戸っ子だと思ってたが、立場が上の町衆は信用が大事なので、とても丁寧な言葉使いだったそう。人間関係を円滑にするためのちょうどいい距離や心遣いの仕方が解説されていて、是非身に付けたいものばかりだった。役立たずの言葉は言わずに、行動で表す。口だけの言葉は、何の役にも立たないもんな。2020/04/11

天使の奇跡

1
江戸しぐさは、日本人のアイデンティティー。生まれたことに感謝して、相手を尊重して、思いやり、生きるための大事なものを共有する思想。日本人は、武士道だと思ってたけど、商人道です。花は桜木、人は武士。散り際も大事だけど、今を楽しく、生き生きと、いたわりあいながら、慈しんで、生きて行きましょう❗2017/08/22

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