Mystery land
ぼくが探偵だった夏

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062705868
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。初対面の印象は最悪!それなのに隣の席だなんて、女という生き物が苦手な光彦には辛い毎日だ。でも、待ちに待った夏休み、光彦は今年も恒例の軽井沢の別荘へ…。そこで、夏の友だち・峰男くんから偶然、衣理を紹介され再会する。話をするうちに光彦は、最近、軽井沢で行方不明になった女の人がいるという話を聞き、三人で現場に行くことに。すると、怪しげな「緑の館」の庭で大きな穴を掘り、何かを埋めようとしている男の姿が!その直後から不穏な空気が光彦の周囲に漂いはじめる。埋められた物は何だったのか?平和な軽井沢でいったい何が起こっているのだろうか!?「浅見光彦シリーズ」でお馴染みの“あの人”たちも登場。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年東京都生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て、『死者の木霊』でデビューする。その後、次々と作品を発表。今や日本でいちばん有名なルポライターとなった、浅見光彦が活躍する「浅見光彦シリーズ」や、「岡部警部シリーズ」「信濃のコロンボシリーズ」などを生み出した旅情ミステリーの第一人者である。2008年第一一回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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chiru

80
浅見光彦がはじめて事件に出会った小5の夏休み。ミステリーランドに登場する小学生男子のほとんどが“女子が苦手”設定で、光彦も女子アレルギー。でも、転校してきた女子と少しずつ距離が縮まる展開が初々しくて可愛らしい。 作中では事件を追うライターとして"内田康夫"も登場。 自虐キャラに徹してて可笑しかったです。 全体的に、ナイーブで優しい読み心地なのは作者の人柄かな。『死とは、満員電車からひとりホームに降りること』という一節と、あとがきの戦争話が心に残りました。 ★42019/02/13

財布にジャック

70
少年だった浅見光彦が大活躍するお話ですから、子供向けとはいえ浅見光彦ファンには是非読んでもらいたい作品です。舞台が軽井沢でひと夏の冒険物語ですが、内容はいつもの浅見光彦シリーズのような展開でした。浅見さんは少年時代から好奇心旺盛だったんですね。余談ですが、先月この本の中にも登場した東京都北区(上中里駅近く)のあの平塚亭(和菓子店)に行ったばかりだったので、なんだか嬉しかったです。2011/07/11

へくとぱすかる

63
ミステリーランドの作家中で最年長を自称する内田氏だが、小学生の浅見光彦を主人公にした物語は、あくまでも瑞々しく、子どもらしい感覚にあふれている。シリーズ中でも、何より「子どものためのミステリ」の王道とも言える物語になっていると思う。これと似た読後感は、ミステリーランド中では、有栖川有栖作品に見られる程度で、かなり少数派。子どものためという装いを持ちながら、実は隠れて大人を対象としている、としか思えない作品が多い中、本作は貴重な少年ミステリとして成功していると思う。2014/07/10

そのぼん

53
ミステリーなのに、どこか懐かしい香りのする作品でした。内田康夫の作品の有名なキャラクター、浅見光彦の少年時代の事件が描かれていました。謎の洋館、そしてその周辺で暗躍する怪しげな人々・・・。子供にも読ませられるミステリーで、なかなかよかったです。2013/07/09

Penguin

40
浅見光彦、少年時代の物語。 内田康夫作品をちゃんと読むのは初めてだが、細かい説明や読みやすいでスラスラ読める。 小学生の夏、軽井沢で起きた事件を解決していく。 これを機に浅見光彦シリーズも手を出してしまいそう…^_^;2012/03/27

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