Mystery land
銃とチョコレート

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062705806
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。

内容説明

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた“GODIVA”の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「“GODIVA”カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが…。

著者等紹介

乙一[オツイチ]
1978年福岡県生まれ。1996年、『夏と花火と私の死体』で第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、一七歳でデビュー。2003年、『GOTHリストカット事件』で第三回本格ミステリ大賞受賞。小説以外にも、映画脚本、漫画原作、芝居原案などにも関わっている

平田秀一[ヒラタシュウイチ]
1961年東京都生まれ。『機動警察パトレイバー劇場版』等で美術、『機動警察パトレイバー2 the Movie』、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』等で背景を担当。『メトロポリス』、『イノセンス』等で美術監督を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

220
初乙一、それがこの本となりました。いやはや、この冒険小説(ミステリとはちょっと違うような気が)には、ドキドキさせられるなぁ。裏切りの連続で、誰も信用できない状況。最後の謎は、詳しい伏線の説明はとにかく、何となく予想通りでした。見事なのはミスディレクション。誰の目にも明らかな仕掛けが、実は……。ところで、もし聖書が登場していなかったら、どこか架空の地球での話だと思っていたでしょう。その一点で現実世界とリンクしているために、かなり主人公の身の上など、考えさせられる話になっています。2014/07/09

takaC

165
リンツ、ロイズ、ゴディバ、ディーン、デルーカ、マルコリーニ、ドゥバイヨル、etc. えっ!?そういう遊びがしたかったってこと?挿し絵が無意味に怖かった。2016/10/26

とら

131
ひらがなだらけ、行数少ない、文字大きい、と侮ってはいけない!素直に面白かった。というか、乙一さんの作品でここまで純粋にミステリ!って作品を読んだの初めてかもしれないwというかこの作品しかないのではないか。「GOTH」が一番それらしいけれどホラーも入ってるもんね。こういう装丁なので、安くなるのを待ってましたがまさかの105円。速攻で買いましたwしっかりしてるんだよなあ、やっぱり乙一さん。伏線に気付かず普通に驚いた。...というかまあ、リンツの差別が痛々しくて気がそっちにいってただけかも。いや、それも技術か。2012/11/07

sk4

119
怪盗ゴディバに名探偵ロイズ、極悪ガキ大将のドゥヴァイヨルにクラスメートはディーンとデルーカ、そして主人公のリンツ。 チョコや!みんなチョコレートの会社さんやないか! お父さんが死ぬ数ヶ月か前に露店でコショウを買うついでに買ってくれた聖書に隠されていた宝の地図が騒動を呼ぶ。ミステリーとしてはかなりマイルドですが、物語としてはすごくいいものだったと思います。 ある男がリンツの目の前でお母さんの唇を奪うシーンに、おや?児童書なのに私好みの話に発展んん!? でも、でも母のイラスト!そして死んだ魚!ガクブル!2013/11/05

るーしあ

110
懐かしい匂いがする。世紀の大泥棒の追跡に加え宝の地図を見つけての冒険の旅に出る。贅沢なアドベンチャーゲームの始まりだ。子どもの頃、大活躍する名探偵に憧れていた頃を思い出す。昔風にいえば江戸川乱歩の少年探偵団、現代風にいえばレイトン博士シリーズのゲームが近いのかもしれない。命からがら逃げ延びるシーンもあり、なかなか目が離せない展開も悪くない。しかし無駄にひらがなが多くて読みにくい。どこまで定年層向けを意識したのだろう? この内容と謎解きが読者にどう映るか。大人になってしまった私にはやはり少し物足りない。2014/08/19

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