内容説明
人間という種がサルから進化したように、人の心も自然淘汰をへて、膨大な時間をかけて進化してきた。進化心理学によれば、人の心はアフリカのサバンナで暮らしていた石器時代に完成され、今にいたるまでほとんど変わっていないという。だからこそ、人種の違い、時代の違いをこえて、人間には共通した好みや美意識、行動パターンがあるのだ。本書には、進化論のダーウィンから『利己的な遺伝子』のドーキンスまでさまざまな学者たちが登場、人間の心のしくみ、その進化の歴史と理由をやさしく語る。思わず膝を打つ知識満載、もっと人の心が知りたくなる「進化心理学」入門。
目次
認知心理学―科学になった心の理論
進化生物学―その歴史と歩み
進化心理学―心の設計をさぐってみよう
石器時代の心で今を生きる(猛獣回避モジュール;食物嗜好モジュール;連帯形成モジュール ほか)
進化心理学への3つの批判(汎適応主義への批判;還元主義への批判;遺伝子決定論への批判)
著者等紹介
エヴァンス,ディラン[エヴァンス,ディラン]
ロンドン経済大学大学院哲学科倫理科学方法論専攻の研究生。認知科学と感情についての博士論文も書いている
サラーティ,オスカー[サラーティ,オスカー]
『小さな死』で、1994年、ウィル・アイスナー賞のグラフィック部門賞を受賞
小林司[コバヤシツカサ]
1929年、青森県に生まれる。作家、医師。メンタル・ヘルス国際情報センター所長。東京大学大学院博士課程修了。フルブライト研究員としてピッツバーグ大学、ゲイルズバーグ精神医学研究所に留学。上智大学カウンセリング研究所教授、青山学院女子短期大学教授をつとめる
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感想・レビュー
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