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出版社内容情報
【内容紹介】
子どもからお年寄りまで、誰でも読んで笑ってストレス解消!!
心と体の健康の特効薬「笑い」。その笑いの原点であり、磨きぬかれた伝統芸能である落語が、誰でも気楽に漫画で堪能できる。ユーモアたっぷりの解説と、ついニヤリとしてしまう“小噺(こばなし)”31話も収録!!
少年のころから落語に夢中になりました。学校が、僕の高座でした。村に公民館ができたときの柿(こけら)落としにも、頼まれて落語を演りました。大人の客のバカうけに、ひそかに本物の落語家になりたいと思うようになりました。そうしたら、結局こういうことになってしまった。落語と同じくらいに好きだった漫画のほうに進んだのです。そうなると、第1志望だった落語の世界に目はいくわけでして、とうとう春風亭柳昇(しゅんぷうていりゅうしょう)師匠の門をたたき、シャレの弟子として蛾昇(がしょう)の名をいただきました。しかし当たり前ですが、落語家になれたわけではありません。というわけで、今回の企画はまことにありがたい自分の夢の実現と思っております。漫画による落語の独演会なのですから。――「まえがき」より抜粋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がつを
2
久しぶりの更新です!リハビリには丁度よい。また、ゆっくりと読書始めるよー(^O^)/2015/05/06
がんぞ
1
前編『ウソとマコト』の本格派に対し、変化球的お題が多い。「嘘と真実=マコト」は落語の常套手法だが、「粋と野暮」は地域性と時流も絡み最も定義し難い。落語は《対話》なのか?(同音異義語の多い日本語の)駄洒落で落ちることが多く、はぐらかされる感じ。戦時中、落語の高座が閉鎖されたことを指弾するものはいない。小唄など藝事に活計以上に熱心になる旦那はいるが、落語家は「人生が落語」であるエンタテイナーだから真似できない。つまり落語は師弟相伝で習熟する至高の藝ではなく、客席と一体感で作る即興の面白み=jazzである。2015/06/11
久井 重弘
0
◎2008/05/29