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内容説明
帰りたい風景、失われたふるさとの姿。代表作「遅れる春の丘より」ほか52点が織りなす四季の移ろい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
29
向井潤吉は日本全国を旅しながら民家を描き続けた洋画家だ。本作は昭和30年代から60年代まで、北は北海道から南は滋賀県までの範囲で描いた、全て萱葺き屋根の民家と周辺の風景を集めた画集。藁を積んだ屋根、木板の外壁、周りの草木の色使いが本当に巧みで、そこに暮らした人々の日常を思い描いてしまう。携帯やネットどころか電話すらなかった時代の人々の暮らしは、時の流れもゆったりしていたのだろう。便利な一方で不寛容な空気に覆われた今の世は、果たして幸せと言えるのかな。2021/07/03
ごー
5
子供の頃、まちなかに一軒、藁葺きだか茅葺だかの家があって、「絵本みたいだな」と思ったことを覚えている。最近は街道沿いの瓦屋根の建物さえも減ってきて、街並みがつまらなくなったなあ、とこの本を見ながら思う。昔は、同じ日本の中でも、地域によって家の形が大きく異なっていて、それを見てとれるのも、この画集のいいところ。2016/09/02
卓
0
画集2015/09/08
かりんとー
0
わずか数十年前なのに、もうない。2015/05/02
ちょーのすけ
0
向井潤吉の絵を家に飾っておけたらいいと思うのだけど、高くて買えないので(100万以上だ)、小さなこの本で我慢。2009/11/02