講談社文庫<br> 私が捜した少年

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講談社文庫
私が捜した少年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062649087
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

渋柿信介、独身。ライセンスを持たない私立探偵。日常のしがらみに追われながらも、鋭敏な頭脳と大胆な行動力とで、次々に舞い込む事件を解決へと導く。友人の弟が失踪し、行方を追った渋柿は、一見無関係と思われた殺人事件の鍵を握った。本格推理の騎手が放つ傑作ハードボイルド・ミステリー。全五編収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

114
ボクちゃん探偵その1。連作短編集。幼稚園児が探偵(ハードボイルド風)って事で二階堂さんにしては読みやすい。母親のルル子も何気に活躍するねぇ。2016/04/11

セウテス

65
探偵渋柿シリーズ第1弾。「私が探した少年」「アリバイのア」「キリタンポ村から消えた男」等、5編からなる短編集。ピンと来た読者も居ただろうが、原寮氏の「私が殺した少女」、スー・グラフトン氏の「アリバイのA」、コリン・デクスター氏の「キドリントンから消えた娘」のタイトルを捩った物である。全ての題名がこの様に有名作品から取っていて、何とも洒落た事をするなと嬉しくなる。ストーリーに関連性は無い、しかし何気無い会話に『』で名作ハードボイルドの名言が語られるのだ。最高のユーモアハードボイルドだ、探偵が五歳なのだから。2016/06/03

かわちゃん

22
☆☆☆☆☆ むさしのオフ会で、カノコさんが昨年ベストと言ってた「人狼城の恐怖」を読みたかったが、ブックオフになく初読み二階堂さんののこれを。が、いわゆる二階堂さんの懐古本格派とは、極北にあるこの本を偶然選んでしまいましたが、まぁ単純に面白い。ネタバレになるので、何も書けないのですが、こういうハードボイルドミステリーは読んでなかった。学生の頃、チャンドラーにはまった世代としては、純粋に楽しめたのです。んー何も書けないが、ハードボイルド好きのあなたにぜひ!2015/01/26

ももんが

19
★★★☆☆ハードボイルド小説かと思いきや!・・・主人公の探偵の正体が分かったら思わず笑ってしまいました。とても可愛い‼︎会話も可愛すぎる!(≧∇≦)2016/02/23

ミーホ

19
ちょこちょこアンソロジーで読んでて気になってた渋柿シンちゃんシリーズ。!!期末で仕事が詰まってるので、笑いを求めて3冊一気読みスタート。序盤のライセンスを持たない私立探偵云々~は、既にネタバレ状態なのでニヤニヤしながらかわすも、随所に出てくる二重カギ括弧『』のハードボイルドなセリフに鼻がヒクヒク。通勤電車内の怪しい人と化す。登場人物紹介的なのが各章ごとに出てくるが、微妙に例えを変えてきたりするので気が抜けない。むしろ楽しみ(笑)最後の「渋柿とマックスの山」のみ既読。マックスって、犬の名前かよ(ºωº)2014/03/27

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