内容説明
資産家の人知れぬ楽しみが、取り返しのつかない悲劇を招く表題作。日本中に大パニックを起こそうとする“怪物”「ジャバウォッキー」。巧妙に偽造された遺書の、アッと驚く唯一の瑕疵を描いた「完璧な遺書」―おなじみ有栖川・火村の絶妙コンビが活躍する傑作ミステリ全六篇。待望の国名シリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
152
作家アリス7作目にして国名④どれも甲乙つけ難い至高の短編6つを堪能♬今作では「雨天決行」という言葉やナスカの地上絵、ワープロなどの要素から、最後にズバッと一瞬で火村が導くキレ味が抜群!そのくせニヤリとさせられるコミカルさも残してあるのが何とも上手い。謎解き下手だけど大好きな自分は、表題作の暗号いろいろ頑張ったけどやっぱり解けず…それより「ジャバウォッキー」の様々な言葉遊び群の方が楽しかったかな。それにしてもナハは少し昔を回顧しながら納得だけどワッカナイは無理やり過ぎ…そしてイタ過ぎるのは『てんさい』(笑)2020/02/17
ダイ@2019.11.2~一時休止
131
作家アリスその7&国名その4。短編集。完璧な遺書・ジャバウォッキーなんかがイイ。2013/10/16
胆石の騒めき
111
(★★★☆☆)短編推理小説に何を求めるのだろう?表題作は、英国庭園である必要性は別として、暗号をテーマとしたきれいな作品であることは間違いない。では、「2分間ミステリ」との違いは?お馴染みの登場人物の活躍や思わぬ一面とか、引き込まれるような舞台設定とかを楽しめること、等々…。そんなことを考えながら読了し、解説をみると奇しくも「本格ミステリの面白い短編」について論じられていた。「稚気」と「雰囲気」が重要とのことで、こちらの考えも当たらずとも遠からずかもしれない。それと、やっぱり冒頭のつかみは重要と思う。2018/03/22
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
108
国名シリーズ第四弾の短編集。表題作の「英国庭園の謎」は暗号解読が鍵。自分でもアナグラムにしたり、ローマ字に置き直したり…色々やってみたんだけど解読は難しい。そういう方法もあるのね。冒頭の「雨天決行」は雨の日の公園での殺人事件。なるほど言われてみたら、確かにその通りだ。日本語って難しいね。★★★+2021/06/30
五右衛門
106
読了。作家アリス国名シリーズでした。鮮やかでした。今回はアナグラム?暗号めいた作品が多目でした。いつもの推理に増して解けない、けれどあ~そうなのね、の瞬間はいつもに増してスッキリでした。新幹線が明石を過ぎて新大阪に近づくシーンは私の地元を通過してるんやな。と親近感が湧きました。読後感もいつも通り。あ~有栖川作品やな~ これってチョイはまりですよね。次いきます。2019/09/13