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講談社文庫
涙はふくな、凍るまで

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  • サイズ A6判/ページ数 389p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062648875
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

坂田勇吉、二十八歳。食品会社の宣伝課勤務。彼の行くところ、なぜか想像を絶するトラブルが起こる。大阪出張で心ならずもやくざと渡り合った彼の今回の敵とは?極寒の北海道で請け負ってしまった任務を無事果たすことはできるのか?“日本一不運なサラリーマン”を襲う怒涛のノンストップ・アクション。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋生まれ。’79年、失踪人調査士・佐久間公を主人公にした「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞、デビュー。’91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を、’94年『新宿鮫無間人形』で直木賞を受賞する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マドロス

43
読み始めてから『走らなあかん〜』の続編とわかる。あの疾走感がまた楽しめるかと思いきや、北海道とロシアの組み合わせは、それほどの疾走感はないものの、相変わらずどんどん読み進めてしまう展開。面白かった。2017/04/25

Nyah

33
「走らなあかん‥」で、ヤクザに追いつ追われつ大阪をひた走ったサカタが、何故か今回は凍てつく北海道を小樽→稚内を走り回ります。サカタ、美女に惑わされて簡単に巻き込まれるなよと突っ込みながら。いやあ、面白かった。まだ続きあるようなので、読みたいです。2021/01/02

背番号10@せばてん。

26
2003年3月27日読了。坂田勇吉シリーズ第2弾。あらすじは忘却の彼方。2003/03/27

そうにゃん

20
【長期積読本15】2001年11月購入。普通のサラリーマンが出張先の北海道でマフィアの抗争に巻き込まれる話。小樽から札幌、そして稚内にたどり着きひとまずの目的を達成するまで全体の半分近くページが割かれ、背景がなぞのまま進んでいく。ソ連崩壊後の90年代ロシアとその中にあるもう一つの国であるマフィアについて語られる。素材は面白いので、もっと主人公に冒険させてもよかったのではと思う。同じタイトルで2024年版を、金カムのような冒険譚を、書いてほしい。2024/03/31

ねこまんま

20
今回は北海道でロシアンマフィアと戦います。人に親切にすることは大事なことだけど、そのために命狙われたんじゃ、割に合わん。そんな風潮の今の世の中で、またもや親切心と正義感で、彼はどえらい目にあいます。気弱でのんびりと平和な性格の主人公は、今回も土壇場になってド根性を見せつけてくれます。このギャップがとてもカッコ良い。こういう巻き込まれ型のお話はオチが大体分かるだけに、構成やアクション、緊迫した心理状態なんかに引き込まれないとおもしろさ半減してしまうんですが、さすがは大沢先生ですな。 楽しませてもらいました。2014/05/01

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