内容説明
一度は転職を決意し、辞表提出まで考えたJTBの中年はぐれ社員が、驚くべき新商品を次々に開発する。年金ツアー、積み立て旅行など、ヒットメーカーに大変身できた秘密は何か。厳しい時代を生きぬく術とは。一人の“男の才気”を蘇えらせた企業の人材活用を描く長篇モデル経済小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タカシ
4
JTB添乗員の丸山が、アイデア商品を売り出して次々とヒットさせる話。年金ツアーとデパート共通商品券は凄いですね。ちょっと読みづらくて飛ばし読みでした。2015/01/07
アッシュ姉
4
高杉良氏の作品は何冊か読んでいるが、この本に関しては???? 書きたくて書いたという感じがしない。頼まれて書いたの?という感じ。 グイグイ引き込まれるところもなく、かなり流し読みしてしまった。 他の方のレビューを先に見てたら、そもそも読まなかったかも。残念。。 2013/06/19
roomy
4
ライブラリーで借りた。題名は単行本のままでよかったのではないかと思う。客に助けられたりして頑張って色々なアイディアを実現していく丸山さんはかっこいい。奥さんのヨリイさんもよかった。けど再読はしないと思う。2012/05/14
yosuke31
3
主人公が元々はダメ社員だったということを強調したかったんだろうけどまるでそう感じられず、ただただ有能な社員が次々手柄を立てていくだけの単調な内容。また冒頭の阪神大震災の被災地にボランティアに行くエピソードは必要だったのだろうか。小説としてはまるで面白くない。2012/01/09
unpyou
3
JTBで数々の新商品開発を成し遂げたスーパーサラリーマンのモデル小説。タイトルは「辞表撤回」だが、辞表を提出するか否かという葛藤のドラマは極めて希薄で、入社早々の添乗員業務の躓きから一旦辞職を検討したが、周囲の慰留で何となく撤回、といった程度。後はひたすら組織の枠を超えた活躍ぶりが語られる。面白くないわけではないが期待していたドラマとは異なっていた。2011/08/12