内容説明
唐の高祖李淵は、やっとの思いで天下を統一。それも束の間、今度は息子たちが帝位をめぐり争いだす。次男の李世民が太宗に即位、以後、華やかな大唐帝国へと歩みだす。女帝武則天の活躍、玄宗と楊貴妃の熱愛、安禄山の反乱など、心を熱くする大ドラマが展開。だが、隆盛もついに閉じる日がきた。全三巻完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
104
下巻は 李淵による唐建国から、玄宗皇帝の治世までの日々を描く。華やかな唐のイメージが 違う視点で描かれるのも ひどく新鮮である。 時代は李世民から、武則天、そして 玄宗皇帝へ…豪華絢爛な唐の時代が続く。 隋打倒に立ち上がった義賊たちの描写が少ないのが ドラマとは異なるが、さほど違和感なく 読める。 2020/11/27
のんたん
2
玄武門の変もあっさりしているし、太宗李世民の高句麗出兵の話もなく、閻王や仙人が出てきたりして一部話が『封神演義』のようになってしまいちょっとどうかな?という感じ。上中巻が義侠物だっただけに、下巻だけ違う物語に思えてしまって残念。2016/11/07
DualBlueMoon
1
太宗と玄宗以外はだめなのか。2人輩出しただけですごいのか。2021/05/26
紫暗
0
皇帝も最初はかっこいいのにな…というお話でした。権力は人を腐敗させるんですね。この巻から仙人出てきたりしてちょっとファンタジー色が見えました。則天武后が出て来る辺りから歴史としては面白くなかったです。女性だからとは言いたくありませんが、なんかネチネチします。それを打ち破る皇帝が出て来るわけですが…。個人的には歴史小説としてはもう少し古い時代のものの方が面白かったです。2016/02/14
shiaruvy
0
駆け足でまとめた?