内容説明
「わたしを探してほしいのです」と女は探偵社の男に言った。記憶を失った彼女のアドレス帳には、見知らぬ三人の男の名前が記されていた。一見、無関係なこの男達が次々殺される。いずれも殺害の手口が似ており、現場付近では喪服姿の女が目撃されていた。いったい真犯人は誰か!?めくるめく折原ワールドの真骨頂。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
105
時間軸や人物関係が複雑すぎて誰が誰やらって感じでした。折原さんらしいちゃらしいけど・・・。2014/01/05
とも
30
★★★☆ページ数も内容も、少々薄めの叙述トリック。確かに犯人は想定外なのだが、それほどの驚きがないのは、全体的に読みづらい、分かりづらいが故に、「へぇ、そうだったんだ」程度の感慨しかない為。これ以上のヒネりは不要だが、読みやすさが欲しかったか。2018/06/03
Yu。
27
記憶を失くした“わたし”‥ 残されていた帯封のしてある百万円と、三人の男性の住所氏名連絡先が記されたメモという少なすぎる情報を頼りに自分探しを始める為、まず書かれていた連絡先を当たってみるのだが‥。また丁度その頃、黒い服装の女性による連続殺人事件が世間を賑わせていたのだ‥。“わたし”の記憶喪失とこれらの事件とは何か関係があるというのか。。いつもの事ながら、氏は皆を愉しませる様々なドッキリ技を仕掛けるの好きね‥ 本作に至っては、小さな出来事をよくぞここまで膨らませたものです(๑¯ω¯๑)2019/10/31
coco夏ko10角
27
読んでて「なーんか違和感…」を何度も感じつつ(著者作品ではいつものことだけど)全く分からないまま最後まで。これ途中で真相をあてられる人いるのだろうか…。2015/08/13
かよぴー
25
初読み作家、叙述トリックが凄い。記憶の無い女と3人のおとこの関係は?読み易く引き込まれました。読んでて えっ!ええ! えええ!となりました。設定の無理は置いておいて、楽しめました。2016/12/16