講談社文庫<br> 七日間の身代金

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講談社文庫
七日間の身代金

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062638241
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

プロデビューを目指す若き音楽家カップルの千秋と要之介。ある日、富豪の後添いとなった友人から、弟と先妻の息子が一緒に誘拐されたと相談を受ける。身代金の受け渡し場所は、どこにも逃げ場のない湘南の小島。にわか探偵と化した二人は犯人を追うが…。誘拐と密室の二重の謎に挑む、傑作青春ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

110
誘拐モノというより密室モノ。余分なエピソードが盛り込んでないぶん、純粋に謎解きを楽しむことができました。リズムよし、テンポよし、読後感よし。一話完結モノの推理ドラマを見終わったような印象です。犯人に意外性は感じられませんでしたが、あの密室トリックはわからんかったぁ。終盤の伏線回収でナルホドです(^_^)2019/04/25

セウテス

71
誘拐事件発生、身代金の受け渡し場所は、陸から一本道で繋がった湾内の小島だった。周りを警察が完全包囲した正にその中、身代金を運んだ女性が殺害されてしまう。警察が踏み込むと、遺体しか残っていなかった。誘拐ミステリで始まったら密室殺人になる展開、読み易くテンポが良く赤川次郎作品を思い浮かべる。主人公の二人をイメージ仕切れないまま読み終わってしまう、シリーズ物でない弱味が素のまま出てしまった。トリックも犯罪構成もしっかりしているのは流石ですが、人物設定がある大御所の作品と被り、早くに犯人の目星が付くのは勿体無い。2016/10/03

ひらちゃん

65
岡島二人さんは初読み。携帯電話もないころの誘拐事件。ワープロが出回っていたころなのね。素人探偵に密室殺人はさくさくと直ぐに読めてしまった。犯人も途中で分かっちゃうしちょっともの足りなかったかな。古いけど昭和の香りもたまにはいい。2021/09/10

ちゃとら

56
友本。初めての作家さん。誘拐から始まり身代金要求。殺人、監禁事件。陰湿ないじめ⁈虐待⁈次々に起こる殺人事件が軽いタッチで進んでいく。軽さと内容のアンバランスが不思議だった。2019/10/05

ヨーコ・オクダ

42
ヴォーカリスト・千秋とピアニスト・要之介という音楽デュオが探偵役。彼らの恋バナ、警察署長である父親と娘の関係等、ライトで微笑ましいストーリー…はB面。A面はやっぱり、お二人センセお得意の誘拐事件。誘拐された2人がどちらも歪んだ性格というのがポイント。騙すきっかけにも、騙されるきっかけにも利用できるという…。2000万という割と控えめな身代金の一方で、複数の死人、大掛かりな仕掛け、密室、想定外のアクシデント等、お二人センセが投げかけてくるネタが豊富で、最後まで我々読者を飽きさせない!2020/01/30

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