講談社文庫<br> ユリ迷宮

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講談社文庫
ユリ迷宮

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062637282
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

バイカル湖近くの豪壮な館が吹雪の中で忽然と消えてしまうトリックの見事な「ロシア館の謎」。コントラクトブリッジのパーティーという衆人環視の中で殺人が行われる「劇薬」。誰も入れない密閉状態の新築高級マンションで殺人事件が起きる「密室のユリ」の計三篇。名探偵・二階堂蘭子の推理が冴える初の短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

76
二階堂蘭子その5。短編集。ロシア館の謎が安楽椅子探偵っぽくてよかった。2014/03/30

セウテス

67
二階堂蘭子シリーズ短編集第1弾。「ロシア館の謎」は、第一次大戦時に城消失の謎を紐解く物語で、物語自体もその背景も楽しめる。「密室のユリ」は、タイトル通り密室殺人を蘭子が解き明かす物語。推理のポイント的な話を盛り込み、この様に考えて行くと必然的に謎は解けるのです、という説明もミステリーを読むには良い参考になるだろう。実際に、犯人の逃走経路が明らかになると、犯人に辿り着く事ができた。連続殺人犯が、何故右手の薬指を持ち去るのか、という謎は自ら予想するしか無いのだが、論理的では無いが正解だった事に大満足となった。2016/10/09

勇波

41
蘭子様の中短編集です。。作者らしい「いかにも」的な探偵小説になってるところがいいです。このシリーズは蘭子>犯人>黎人>警察という分かりやすい力関係が徹底してるね。。「人狼城」までの道程はもう少し★2015/06/28

yucchi

34
短編集。3編の中では『ロシア館の謎』が好み。島荘さん辺りが好きそうな感じ(笑) 『劇薬』はコントラクトブリッジのルールが全然頭に入らなかった(^o^;) わかったことは「口は災いの元」って事かな。蘭子ちゃんは相変わらずでしたわ(´0ノ`*)オホホ2017/04/02

ちくわ

26
ユリ迷宮/二階堂黎人 読みました!!「ロシア館の謎」大がかりなトリックと舞台設定が面白い。「密室のユリ」なんだこのオーソドックスというかお手本のような短編でまぁまぁ好き。「劇薬」善蔵悪人すぎるだろ。二転三転するのはいいんだけど、どうなんだこれは。蘭子のもったいぶる感じがなんともかなぁ。ブリッジのルールは丁寧に書かれているけどこれで伝わるのか?さっぱりわからなかった(逃げてただけ)2017/05/20

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