講談社文庫<br> 江戸を生きる

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講談社文庫
江戸を生きる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062636070
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

内容説明

黄門様と今も人気のスーパーマン、徳川光圀の虚像と実像、若狭酒井藩の酷政に、静かな抵抗を貫いて散った青年庄屋松木荘左衛門、激しい業苦を抱えて、俗臭と反骨に生きた葛飾北斎、華美驕奢、したい三昧の好運児将軍家斉など、鎖国泰平の三百年を彩った驚くべき人々を、迫真のドキュメントタッチで描く名著。

目次

江戸を生きる(その後の織田一族;私説 徳川光圀;松木庄左衛門の抵抗;赤穂事件のかげに;講釈師 馬場文耕の死 ほか)
歴史の曲り角(大坂夏の陣;駿府梅屋の没落;木曽川治水紀行;新宿むかしむかし;白虎隊無惨)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

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2011.12.01 杉本苑子著。 (カバー) 登場:将軍、大名、御家人、農民、絵師、講釈師、役者、尼、町女房。泰平の世の桎梏の中、生きた多彩な人物、確かな生き様。人間味あふれる江戸時代人物像。(杉本苑子) T14(1925)、東京生まれ。S24、文化学院文科卒。芳川英治に師事。S38、第48回直木賞。『絵島疑獄』など。2011/12/01

i-miya

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2012.04.14(つづき)杉本苑子著。 2012.04.11 書画会。会費を取って、催す出版記念パーティ。失明馬琴、おみち(嫁)に筆記を手伝わす、といっても並大抵のことではない。文字の理解は水準以下。平仮名のにじり書き程度。『八犬伝』には難解な字句の使用も多い。おみちと八犬伝の出会いは、地球人と宇宙人の遭遇と同じほど隔たりがあった。しかし、彼女も死に物狂いなら、馬琴も必死。馬琴の忍耐も相当のもの。2012/04/14

i-miya

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2012.01.19(つづき)杉本苑子著。 教育係小野角右衛門、死を賭してのれんげん状。若いうちの苦しみ、懊悩、苛立ちはむしろ私達に、熱い血のかよう人間としての親近感を強く覚える、光圀。自己変革する水戸光圀。妻、泰子は近衛信尋の息女。信尋は御用税天皇、後陽成天皇の第四皇子。後水尾天皇は兄。ここでも三木夫妻の影の力。三木仁兵衛の妻、武佐は若き日の後陽成天皇の寵妃の中和門院命婦。近衛信尋はこの中和門院の腹の子。2012/01/19

i-miya

31
2012.01.01(つづき)杉本苑子著。 信長、次男、信雄、七男、信高、九男、信貞。次男、信雄。信雄の四男、信良。2万石に減。有楽流。江戸邸の所在地を有楽町呼んでいる。常真入道信勝の五男坊、柏原藩の祖となった高長。その次男、長頼。長頼の子、信武のとき、信武、自殺騒ぎ。2012/01/01

i-miya

29
2012.06.14(つづき)杉本苑子著。 2012.06.12 朝起きたら、おびただしい人足の数。 慶長十九年12/21(1614)、手当たり次第、壊し始める。 外堀の水に投げ込む。 真夜中に、こっそり立川基地へ移駐をやってのけた自衛隊は、これを真似たわけではないだろうが、隠密行動のすばやさ。 約束を実行に移しただけです、とは、本多忠政、本多康紀、松平忠明の三奉行。本多正純が、淀殿の使者、その妹でもある常高院お初の方に「大御所家康、将軍秀忠のおん父子が諸大名の手前、みっともない、2012/06/14

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