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講談社文庫
はやぶさ新八御用帳〈6〉春月の雛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062636056
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

日本橋に雛市が立ち、祭のような賑わいのさなか、若い女が二人、続けて命を失った。どちらも高雅な男雛を懐に抱いていた。人形の呪いなど信じられない新八郎に、南町奉行根岸肥前守は或る探索を命じたが…。雛人形に当惑しながらも、恋に迷う男女を追及する武骨な侍たち。出色の江戸捕物作品集第六集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokoroko

3
「清四郎の縁談」が良かった。泳ぎができなくとも船がこげるのね2016/10/27

non

2
色恋沙汰の多い中、中川舟番所からの落合清四郎との出会い・縁談を見守る流れは良かった!また今までの登場人物とは違う付き合い方がありそうですね。表題作の春月の雛、淀橋の水車は後味悪いかな。狐火、鶏声ヶ窪の仇討はすっきり読める。2015/02/22

Suzu

1
はやぶさ新八シリーズ第6弾。泳げないくらいで死ななくちゃいけないってどうなの?「お侍のくせに大声を出して泣くなんて」となじったお鯉に対し新八郎は「男にだって気の弱い奴はいる。人は誰でも心の中に弱いものをもっているものさ」の台詞にそうなのよと同意。そして小夜姫を嫁に迎えることに決めた清四郎も清々しい。背の高さなんて関係ない。肌が白かろうと黒かろうとその下を流れている熱い血には変わりはありません」堂々としてていいではないか。この清四郎の今後も気になるが、もう出てこないのか?そして次巻に進む。2018/09/17

fern

1
「清四郎の縁談」の回、ほのぼのしいお話の中で、子供の話題で一瞬真顔になるお鯉さんや、目の前で夫に「理想の女房」(明らかにイメージは自分じゃない)をうっとりと語られる郁江さん…については突っ込んで書かれてはいないところが(新八視点だから)、なんともいえない後味だった…。ことほどさように、身近な女性たちの心情には無頓着な新八の罪深さよ…という話だよね…  …っていうか ぅわームカー!サイテー!キィーッ!(笑)2016/10/02

kagetrasama-aoi(葵・橘)

1
シリーズ六作目。連作短編集。お馴染の登場人物が、謎解きをします。パターン化してきたなぁ……と思ったら、「江ノ島弁財天まいり」では、小かんが事件に巻き込まれ、新八郎が騎馬で颯爽と登場!格好良かったです。「淀橋の水車」は後味悪すぎ(T_T)。でもその後の「中川舟番所」での、落合清四郎との出会いが一服の清涼剤。清四郎殿の一所懸命さとそれを助ける新八郎の友情が素敵!「落合清四郎の縁談」での最後の菊畑での会話が秀逸。菊の香が漂うようです。2016/02/14

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