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講談社文庫
しのぶセンセにサヨナラ―浪花少年探偵団・独立編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062634120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

竹内しのぶ、25歳、独身。大阪大路小学校の教諭だが兵庫の大学へ内地留学中。あれから三年、浪花のヘプバーンこと、しのぶセンセがさらにパワーアップして帰ってきた。もう誰にも止められない!?抱腹絶倒、でもチョッピリ切ない物語。いま人気急上昇中の俊英が贈る超人気連作ミステリー、待望の文庫化。

目次

しのぶセンセは勉強中
しのぶセンセは暴走族
しのぶセンセの上京
しのぶセンセは入院中
しのぶセンセの引っ越し
しのぶセンセの復活

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

212
シリーズ第二弾にして最後です。1990年代の作品。ポケベルなど時代を感じるワードもあり、連絡する時は家の電話や公衆電話。そんな時代の物語ではありますが、色褪せることなく、昭和の匂いがプンプンさせながら懐かしさを感じます。関西弁の会話が心地よく、時々、クスクス笑ってしまう場面もありました。鉄平や原田が未だにしのぶセンセのアパートに遊びにいくのもわかりますね。遊びに来ても、邪険にしないしのぶセンセの懐の大きさは、進藤や本間も好きになるのも理解できますね。テンポもよく楽しく読めたので続編がないのは残念です。2023/09/23

こうじ

170
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった(*^_^*)しのぶ先生の続編!やっぱりしのぶ先生いいなぁ〜(*^^*)新藤刑事との恋も気になるなぁ〜続編読みたいなぁ〜^_^まわりのキャラも個性あって良かったなぁ^_^2017/09/18

夢追人009

155
しのぶセンセの推理事件簿の惜しまれる完結編です。浪花のど根性教師・しのぶセンセは環境が変わってもますます意気軒高で元気一杯の健在ぶりが嬉しいですね。大阪府警・新藤刑事と漆崎刑事の名コンビ、東京の恋敵・エリート本間、鉄平&郁夫の悪ガキの漫才風のしゃべくりにヴァイタリティ―溢れる愛すべき大阪のおっちゃん・おばちゃん。意外性に満ちた推理と笑いと人情味が絶妙なバランスの最高のシリーズですね。東野さんのあとがきの「作者自身が、この世界に留まっていられなくなったから」が切なかったけど私は復活を一生でも待ちたいですね。2018/12/15

ちはや@灯れ松明の火

118
センセの首は事件に突っ込むために、センセの脚は街中駆け回るためにあるんやで。内地留学中しのぶセンセは現在花の女子大生、勉学に励む傍ら草野球の助っ人したり教習所通ったり東京遠征くり出したりとなかなか多忙。もちろんセンセの行く先には鉄平&郁夫の悪ガキコンビ、新藤VS本間の蓼食う恋仇同士、空き巣に誘拐に不審死といろんなもんがぞろぞろようついてくる。ゲンコツは体罰じゃあらへん、愛情こめた教育的指導や。教壇復帰の浪花のヘプバーン改めGTSなめたらあかん、しのぶセンセの手は困ってるモンにさしのべるためにあるんやで。 2014/02/28

おしゃべりメガネ

102
勢いそのまま失わずに続編へ。本作の一作目を執筆したのは東野さんがデビューした翌年とのコトで、それから本作に至るまで、なんと7年を要し、本作の中でも前作から三年の月日が流れています。「しのぶ」センセの勢いは変わらずで、ホント痛快です。今の世の中、こういう先生がいたら、色々と賛否両論なのかもしれませんが、良き時代だったなぁと改めて感じます。今の東野さんからは想像もつかない作風で、きっともうこういう作品は書かないだろうなと。たった2作ながら、強烈なインパクトを残した素晴らしいシリーズだと思います。残念だなぁ。2023/10/21

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