出版社内容情報
【内容紹介】
手塚治虫が“猟奇的事件・犯罪”を描いたホラー短編を全8話分収録。妻には優しい快楽殺人者の夫や、カップルの愛を壊すことを生きがいにする女の物語など、恐怖に彩られた1冊!真のホラーに浸るベし!!
解説:吉野朔実(漫画家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベル@bell-zou
25
人間の欲の生臭さ。解説は故・吉野朔実先生。2020/03/15
みや
13
異常性欲者による連続殺人を描く「ペーター・キュルテンの記録」。ラストカットで明かされる事実に寒気がした。そのほか、ギャグ漫画テイストのものから近未来的なものまで、手塚先生ならではの幅広いモチーフを楽しめる。2022/11/12
Radwynn
9
『恐怖短編集(1)妄想の恐怖編』よりも、犯罪物語傾向の強い作品集、こちらは恐怖と云うよりサスペンス、推理ものという感じ。冒頭2作品はドイツが舞台、その生活感や細部の"ドイツらしさ"が物語に迫真性を添えている。ところで手塚治虫の描く性というのは異様に生々しいんだが、そのエロティックさ、というのは、むしろジェンダーのあやふやさにあるのではなかろうか… 2012/02/09
みのにゃー
7
処分前の再読。人間の心=迷宮。自分でもどうにもならないんだ。2017/12/13
オランジーナ@
4
人間の狂気についての話が中心。悪魔の開幕は現在の政治状況と似ているなぁ2015/10/18