出版社内容情報
【内容紹介】
渡る世間はカモばかり
借りた金は必ず返す。返すアテのない金は決して借りない。そんな簡単なことなのに、気づいた時には大借金地獄！金を甘～く見た者の悲しくもおかしい末路がいっぱい。帝国金融が金の怖さ、厳しさを、キッチリ教えます。
帝国金融に入りたての新人営業マン・灰原が見たものは、金を操る人、金に操られる人、という金が物言う本音の世界だった。
「不渡り」「夜逃げ」「追い込み」「差し押さえ」。貸した金はあらゆる手を尽くしてキッチリ回収。法を利用して、人を操り、金から金を生む、それが帝国金融。金が人生を変え、人までを変えていく悲喜劇をコテコテにお見せします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
50
ックオフで全巻大人買いした本。初版がでてからもう２５年くらい経ってもこの漫画は色あせずに読み継がれているなー。独特のインパクトのある絵と飛び交う関西弁で読み手はディープな青木ワールドに引き込まれていく。貸金とはなにか、信用や不渡り、手形、破産などを漫画を通じてとても分かってくる。登場人物たちも活き活きと描かれてる。今回は市長選挙に出馬した人間、振り出した手形に裏書きをした人間がこれからどうなっていくかで終わっている。ずいぶん昔に読んでも楽しめる。ブ2016/06/04
mitei
22
そういう金融関係に関わらない生き方ができたらいいなと思わせる内容だった。2011/01/24
美東
19
「三角関数よりも金融経済を学ぶべきではないか」とマジでお考えのアナタ（あなたのことですよ、アナタ！）におススメです。マンガですさかい、おもしろうて、わかりやすうて、ほんまベンキョウになりまっせ。
sweet november
14
漫画としては強烈な絵柄で苦手な感じだけど、内容は知っておいて損はないと思う。法律や金融の知識は、必要最低限でも身に付けておかないと。 2018/01/26
ジョン
13
勤めていた会社が倒産した灰原は、金融の勉強をして帝国金融に入社した。そこはまともな金融会社が相手をしない顧客に金を貸す悪徳金融会社だった！ ……久々に読み直し。絵柄が独特でかなり癖が強いが、これほど人生のためになるマンガはないだろう。金を借りたらあとは転げ落ちるだけ。保証人にだけは絶対になったら駄目だ！ 作中で泣いているのは、もしかしたら明日の自分かもしれない。怖い怖い。2017/09/07
