出版社内容情報
【内容紹介】
猪鹿中学恒例の臨海合宿に参加した写楽が、不思議な鳥のヒナを連れて帰ってきた。わずかひと月で古代鳥・モアに成長した怪鳥をめぐって、謎の殺し屋ケツアルが、須武田博士の甥の動物学者・行佐が現れる。古代鳥の因縁に導かれるように写楽たちは、モアの聖地・メキシコへと旅立った。不思議な魅力にあふれた、伝説ロマンの傑作『三つ目がとおる』堂々の完結編。
第3の目が哺乳類でも本当に目として生きていたら、どうだっただろうか。そう訊く人には、『三つ目がとおる』を読みなさいと私はいうのである。
養老孟司──解説より