出版社内容情報
【内容紹介】
三つ目の少年・写楽保介は中学2年生にはとても見えない、幼さが残る普通の子供。普段はいじめられっ子なのに額のバンソウコを取るや古代人の超能力を発揮し、一躍人類の敵として君臨する。そんな保介が、唯一心を許すのが同級生の和登さん。古代人の超能力を身につけた少年と美少女コンビが巻起こす、奇妙で不思議な物語。「三つ目がとおる」漫画文庫に登場!
この世にはあまりにも理不尽なことが多すぎる、かといって一般の人々には何もできない。
このままで終わってはいけない。
ということで「三つ目……」を送り出したと考えられる。――吉村作治(解説より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
20
第三の目を露わにしたときのサイコパス性。その目を絆創膏で隠し、無能になったときの落差があざとい。加えて、和登さんが、そんな写楽に好意を寄せる動機が不明。その辺りの不自然さは、作者が今後は走りながら説得力を持たせていくのだろう。2023/09/14
takka@乱読
15
手塚治虫の主要作品の一つである『三つ目がとおる』はオカルトブームの際に描かれたこともあり、オカルトがテーマになっている。主人公の写楽保助は額にばつ印の絆創膏が貼られているが、それを外すと三つ目になる。三つ目になると、普段中2とは思えない幼稚な保助が、例えば昔のマヤ文明の言語を理解できるようになるなど秀才になる。保助のキャラ絵は知っていたが、まさかこんなストーリーだったとは。2021/08/20
Siel Dragon
9
★★★★★★☆☆☆☆ 6.5 小学生時代以来の再読。少し怖くてすごくドキドキした思い出の作品だが、序盤の内容はほとんど忘れてしまっていた。様々な伝承を単話完結で凝縮した作品構成で、漫画としては一冊でかなりお腹いっぱいの心境になる。2013/08/11
の
4
ちょう少年マンガ!こんな王道ものも描かれてたんですね。2011/06/27
アレ
3
おもしろい。ネタの広がりがすごい。ぼくっこ可愛い2010/11/25