講談社漫画文庫 天のテラス 〈１〉

小椋冬美

講談社（1997/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 279p／高さ 15cm
• 商品コード 9784062603140
• NDC分類 726.1
• Cコード C0179

出版社内容情報

【内容紹介】
恋をして、働いて、ため息もつくし、空想にも遊ぶ。さまざまな人生のささやかな幸せのひとこまを手のひらに集めた、そんな心あたたまる日だまりのようなお話たち。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kiisuke]

私はあまり読みもしないで漫画を誤解していたようです。読友さんの書評に惹かれてちょっとお試しをしたつもりが…。驚きでした！主人公の異なる18話の、ごく短いお話を集めたもの。まずは絵の雰囲気がとても好きだなぁと感じました。そして幾つか読むうちに、さらさら読み流してしまうのがとても惜しくなって途中でやめてしまった。大切な詩集とか、少しずつ食べたい高級お菓子とか…。うまく言えないけれどゆっくりちゃんと愉しみたい一冊。ほんとに上手く言えないのがもどかしいな（笑）私にとってすごく心地よくなれる極上の漫画でした。

2015/07/05

[アキ・ラメーテ＠家捨亭半為飯]

小椋冬美さんの13の短編漫画集。(漫画でも短編集？)特に好きだと思ったのは「2階のぞうさん」大きな物音を立てる2階の住人は象？「Sandwich Bar」小さなダイナーを営む中年男の心のつぶやき。「Homeless」ホームレスの男に話しかける不思議な少女は男の家族や過去を知っていた。「夏の少し前，草の匂うある日」何でもないことがふと怖くなることってあるよなぁ……。「クリスマスの夜」一人暮らしの老女の元にあらわれた旅の老人からの小さなプレゼント。

2016/02/04

[井月 奎（いづき けい）]

ナイトキャップです。夜空の星をかぞえるように、読む物語。漫画。短編が十三話入っています。すべてがきらめき読む人にやさしさや恋心を降りそそぎます。若い夫婦、空想好きな奥さんが上の階の住人が、紳士的な象だと思い込む話。旅を愛する若者がパン屋の娘に恋をする。そして若者が選んだ旅は……何十回読んだだろう。この本は私の洋服のスタイルブックでもあります。

2015/06/29

[イトウちゃん。]

"「いつかわたしにも居心地のいい巣が見つかる？」「みつけるんだよとびきりのを」"

[りっか]

どれもすごくいい話。アニタ、がんばれアニタ。エヴァかっこよす。